呉汁の名前の由来と意味、各地で作られてきたわけ、簡単レシピの紹介 - 桃色の雫
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呉汁の名前の由来と意味、各地で作られてきたわけ、簡単レシピの紹介

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呉汁と聞いて、何?と思う人もいるかもしれません。地方によっては、食されていないようです。

逆に、小さい頃から親しんでいて、家庭の味を感じる人もいるでしょう。

すりつぶした大豆を味噌汁やだし汁に加えるだけですが、コクがあって栄養満点なんですね。

この記事では、呉汁の名前の由来と地方に伝わっていった理由、簡単な作り方のレシピを紹介します。

単調なお汁に、少し手を加えるだけでこんなに豊かになる、日本人の知恵ですね。

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呉汁は郷土料理

大豆を入れて味を濃厚にするわざ

呉汁という料理そのものは、日本各地に伝わっている郷土料理です。

呉とは?

大豆を水に浸して、すり潰したペーストを呉といいます。

その呉を味噌汁やだし汁に入れたものが呉汁だというわけです。

すり潰した枝豆な場合は青呉汁または枝豆呉汁というそうです。

「呉」は大豆をすりつぶしたものを言いますが、語源については定説はありません。しかし、次の三つはよく言われています。
・糊の意味
・豆汁んことをコウというから
・コミヅ=濃水の意味

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伝統的な作り方

栄養を取るための重要な料理

今と違って、豆腐は簡単に手に入らなかったので、呉汁はよく作られていたようです。

まず、大豆を洗って水に漬けて、翌朝にすり鉢でていねいにすり潰します。

そして、煮干しなどを用いて、だし汁を作って、大根・人参などの季節の野菜を入れて煮ます。様子r人味噌汁を作るのと同じです。

最後にすり潰した大豆をだし汁でのばしながら入れます。調味料の味噌や醤油を加えて、煮立せます。

呉汁に入れる大豆以外の具材

・人参、大根、牛蒡、玉葱等の根菜類
・豆腐、厚揚げ、油揚げ等の大豆加工品
・葱、芹、唐辛子等の薬味
・芋がら、こんにゃく、椎茸
・煮干し、鶏肉
地方によって様々な具材を用いて作ってきました。

大豆と野菜類が豊富に入っている呉汁は栄養価が高いので、冬場の郷土料理として日本各地で作られてきたのです。

呉汁の簡単レシピ

<材料>

(4人分)
大豆 50g
里芋 100g
人参 50g
かぼちゃ 50g
こんにゃく 50g
油揚げ 50g
小ねぎ 2~3本
いりこ 20g
麦味噌 60g
水   900cc

<作り方>

・大豆はひと晩水に浸しておき、翌朝、すりばちでつぶします。この潰し方で味に個性が出ます。
・里芋と人参、かぼちゃはいちょう切りにします。こんにゃくは1cm角に切ります。油揚げは短冊切りにします。
・水にいりこを30分つけておきます。
・火にかけて材料を入れ、火が通ったら味噌を加えて小口切りのねぎを散らします。

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