アメリカンマフィンもイングリッシュマフィンも、耳のしたことはあるし、食べたこともあるけれど、何がどう違うのかってことまではあまり知らなかったりしませんか?
同じ「マフィン」で呼ばれているこのふたつ、じつは味も見かけも全然違う食べ物です。
しかし、ルーツとしては、同じと言えるので、やはり同じ仲間になるかもしれません。
この記事では、アメリカンマフィンとイングリッシュマフィンの違いと変わってきた経緯を紹介しています。
アメリカンマフィンとイングリッシュマフィンって違うもの
違いって何?
イギリスでの発祥は19世紀 実はまかない食だった!
イングリッシュマフィンは名前の通り、イングランドで生まれた、もっちりとした触感が食べごたえのあるパンの一種です。
イギリスといえば、やっぱりアフタヌーンティーですよね。もともとこのイングリッシュマフィン、パン職人さんの間でまかないとして食べられるようになったのは始まりだのだそうです。
それがやがて、アフタヌーンティーのおやつとして貴族の間でも食べられるようになったのだとか。
厚さ2センチから3センチくらい円型のイングリッシュマフィンはトーストしてお好みの具財を挟んだり乗っけたりしていただくのが一般的な食べ方のようですね。
アメリカの国民的スイーツ「アメリカンマフィン」
味もルーツも違うマフィン?
一方で、一般的には「マフィン」と呼ばれているマフィン。こちらはアメリカ発祥の焼き菓子です。よくハリウッド映画の中でもアメリカのドラマの中でも見かけませんか?
カップケーキのような形をしているこんもりと膨らんだ甘くてボリュームのあるあのお菓子です。
こちらのマフィンも元々はイギリスで食べられていた「イングリッシュマフィン」がアメリカに伝わってきたものなのです。
アメリカの地に渡ってきたあと、次第に形や味が変わっていき、同じ「マフィン」という名前がついているものの、今では全く違うたべものになっていったんですね。
いまやアメリカの人々の生活の溶け込んで、国民的スイーツといっても過言ではないマフィンですが、焼き菓子で甘いカップケーキのイメージでしたが、イギリスからやってきたなごりでなのか、「お菓子」ではなく「パン」に分類されてるそうですよ。意外ですよね。
食べ方もいろいろ 選べるマフィン
バリエーション豊か
イングリッシュマフィンはパンとしていただくのが一般的ですが、スライスしたバナナにチョコシロップをかければあっという間に美味しいスイーツに。
もちろんシンプルにハムとチーズをはさんでもおいしい、万能選手です。一方、定番のブルーベリーやバニラ風味にチョコチップ、アメリカンなマフィンも種類が豊富で迷ってしまうほど!
どちらも実は違う食べ物でしたが、どちらもおやつや朝食に気軽に楽しめますよね。みなさんも食べ比べてみてはいかがですか?