OS=オペレーションシステムとは?
機械と人間をつなぐシステム
OSとは、コンピュータを動かすために必要な基本のプログラムです。これがないと、コンピュータはただの箱です。
コンピュータは機械ですから、人間の言葉は基本的には、理解できません。要するに、電気信号を判別しているだけなんですね。
OSがなければ、いくらキーボードで何かを伝えようとしても無理なわけです。ようするに、OSが人間とコンピュータの間を取り持ってくれているわけです。
画面の表示や、マウスやキーボードからの命令をコンピュータに伝えたり、さらに、アプリケーションを動かしてくれるのもOSのおかげなんですね。
WindowsとLinuxの最大の違い
有料か無料か、その理由
Windowsはマイクロソフトが開発して、サポートもしているので、その分お金を払って使うことになります。
しかし、Linuxは無料です。Linuxはオープンソースで、OSそのものには、お金はかかりません。必要なのはサポート代ぐらいです。
オープンソースというのは、プログラムの中身が公開されているソフトウェアのことです。
プログラムも、以前は価値があるものを、無料でオープンにするというようなエンジニアはいなかったのですが、1980年代以降に中身を公開するエンジニアが現れ始めたそうです。
LinuxはオープンソースのOSで、ここがもっともWindowsと違う点だといえそうです。Linuxの特徴のほとんどが、オープンソースということでうまれているわけです。
Linuxの特徴
Linuxはあまりにも優れたOS
現在、世界中で使われているOSを大きく分けると、次のようなものになるそうです。今までいろいろなOSが作られましたが、淘汰されていきました。
・Windows
・Unix
・Linux
スマホで使われいるAndroidはLinuxですから、特別ではありません。アップルのMacOSはUnixから作られた親戚のようなものです。
1.無料
Linuxはオープンソースなので、無料のソフトウェアといえます。Windowsは結構高く、通常1.5万円~3万円はします。さらにバージョンアップのたびに買い換えが必要でした。
しかし、Linuxは無料ですし、MacOSもバージョンアップは無料です。
2.サーバー
1台だけのPCならWindowsもいいのですが、100台、1000台、1万台のレベルでPCを使うのが、企業のサーバーです。
多くの企業のサーバーには、驚くほどのアクセスがあり、それはひとつのパソコンで処理するのはとうてい無理だそうです。そのため、多くのパソコンを連結させます。
有料では大変なことになるので、企業のサーバーではLinuxを使うところがどんどん増えていったというわけです。
3.自由
Linuxは自分の好きなように調整ができるし、独自のカスタマイズで企業ごとに対応できるのが受けて、普及に拍車がかかったというわけです。
4.Linux distribution
次々に新しいバージョンのLinuxが誕生し、たくさんの種類ができ、最適なところに使われるようになっているわけです。
車の管理システムやゲーム機、電子書籍リーダーといったところにLinuxが使われるようになっていったということです。
5.軽い
Linuxは根幹の部分だけを組み合わせた軽量OSなので、とてつもなく軽く動きます。必要なものは後から自分でインストールすればいいわけです。
古いPCにLinuxをインストールすれば、サクサク動くそうです。しかし、補助的な機能はそぎ落とされているので、自分でカスタマイズする必要があるということです。