最近、保育園や幼稚園で使われるおもちゃに木のおもちゃが使われることが多くなってきているといわれています。
木のおもちゃを使うことを「木育」とよんで、知育や体育と同様、子供の成長に役立つという考え方が広まってきているそうです。
この記事では、木のおもちゃがもたらす影響、木育の現状を紹介しています。
木の持つ温もりが魅力
知育、食育、木育・・・
木育というのは、2004年に北海道で生まれましたそうです。
そして、2006年に「森林・林業基本計画」という事業の中で各決定された言葉だといわれています。
食に関する知識を深めるのが食育です。知能を高めて知識を豊かにするのが知育。そして、木材が好きな人を育てるのが木育です。
木の文化を伝えていくために、木のおもちゃを使うことで結果として環境保全にもつながり、子どもたちに木の魅力を知ってもらうこともできるのです。
ただ、木製おもちゃがすべて良いというわけではありません。しかし、良いところがたくさんあるというのは事実です。
木のおもちゃの持つメリットとデメリットを知って、賢く使っていきたいものです。
木のおもちゃのメリット
捨て難い魅力の数々
壊れにくい
プラスチック製のものに比べると壊れにくいので長持ちする傾向があります。
保育園でも、プラスチック製のおもちゃはすぐに欠けてしまうのに、木製は何年も持つといわれています。使用することができています。
自然素材で安心
合成着色料や接着剤などを使っていない事が多く、赤ちゃんが舐めたり噛んだりしても安心できるというものです。
適度な重さや大きさのものが多く。誤飲の心配も少ないようです。
あたたかみがある
自然素材なので、匂いや触感に優しいぬくもりが感じられるようです。
想像力を広げる
シンプルな色合いや形のせいか、子どもが自由に想像して遊べるので、想像力を掻き立てるようです。
木のおもちゃのデメリット
何かを手に入れるためにはリスクがある
水洗いできない
プラスチック製のおもちゃは、水洗いができます。しかし、木のおもちゃの場合はそうはいきません。一つ一つ拭き掃除が必要です。
値段が高い
プラスチック製のおもちゃに比べると、価格が高くなるのが普通です。素材のコストだけでなく、手作りの場合は手間もかかっています。
重い
プラスチック製のものに比べるとどうしても重くなります。人に向かって投げて当たると怪我をすることもあるし、物や壁に当たって壊れることもあります。