どら焼きといえば、ドラえもんで有名ですが、銅鑼という楽器から名前がついたということをご存知ですか。
実は、歴史的にはそんなに古いわけではなく、明治の末から大正にかけてということで、せいぜい100年くらいです。
この記事では、どら焼きの名前の由来、どら焼きの日、いろいろなどら焼きと、関西にあるどら焼きの別名を紹介しています。
やっぱり美味しいどら焼きを食べるのが一番ですね。
どら焼きの由来、どら焼きの日
どら焼きの歴史は結構新しい
みなさん、4月4日は「どら焼きの日」って知ってましたか?
4月4日は和菓子メーカーの丸京製菓がどら焼きの日と決めたのです。
◎どら焼きの由来は
どら焼きとは小麦粉に砂糖と卵を混ぜ2枚丸く焼いた物にあんこを挟んだお菓子なのはみなさんご存知ですよね。
どら焼きの由来は形状が楽器の銅鑼(どら)に似ていることか、その銅鑼の上で焼いたので「どら焼き」とも言われています。
どら焼きの歴史も、みなさんがよく目にするどら焼きは明治の末から大正初期頃といわれています。
どら焼きにあんこが入っている理由
今やどら焼きと言っても種類がいっぱい
基本どら焼きの具材は、小豆餡が使われていますが栗や餡などが入っている物もあります。
通常どら焼きは小豆餡を2枚のカステラ生地で挟み込むというのが一般的で美味しさを上げるためにはちみつを入れて焼き上げるとしっとりとしたカステラ生地になります。
お店によってどら焼きの生地にもこだわりがありお店ごとに特徴を持ったどら焼きを楽しむ事ができます。
【どら焼きの種類】
◎ 生どら
1985年(昭和60年)に宮城県でカトーマロニエが生クリームと小豆餡をホイップで挟み販売した「生どら」というどら焼きが発売されました。
今まで使ったことがない組み合わせが人気を呼び小豆餡ではなく生クリームやカスタードクリーム、チョコレートクリームを入れたりカットフルーツを入れたりしているどら焼きも見受けられるようになりました。
現在では新鮮さを保つために冷凍庫や冷蔵庫に入れて販売している銘菓もあります。
◎蒸どら
スポンジケーキのような形で蒸し揚げられたどら焼きの生地に小豆やカスタードクリームを加え挟んだ和菓子を「蒸しどら」と呼ばれることがあります。
生地には小麦粉の他に桜のペースト、抹茶や黒砂糖が使われることもあります。
地域によっても中にい入れる具材は様々で大分県ではあんこの変わりにプリンを挟んだ珍しいプリンのあるのです。
これ、一度食べてみたいものですよね!
どら焼きには別名がある
地方によっては呼び名がちがう!
実はどら焼きは地方によって呼び名が違うってご存知でしたか?
関西地方ではどら焼きのことを「三笠」、「三笠焼き」、「三笠饅頭」と呼ぶことがあります。どら焼きの外見が奈良県の三笠山に似た形状をしているためこの名前がつけられていました。
奈良県の近鉄奈良駅近辺のひがしむき商店街では直径20cmの巨大「三笠」が販売されています。
しかし、近畿圏全域が三笠と呼んでいるわけではなく、関西でもどら焼きと称して販売している銘菓もあります。実際に大阪市のあかね丸本店では「五色団子」が製造・販売されています。