チェック柄の制服やマフラー、根強い人気があるみたいです。
海外では、タータンチェックのことはタータン、というだけで通じるそうです。
さらに、タータンチェックにも色々な種類もあるし、それが生み出された歴史もすごいのです。
この記事では、タータンチェックの意味や歴史、ファッションの中で使われたこと、ギンガムチェックとの違いなどを紹介しています。
チェック柄も奥が深いみたいですね。
タータンチェックの意味
デザインによって違いがある
冬に季節になると目にする事が多くなるタータンチェックですが、そもそも、その由来はどんなものでしょうか。
タータンチェックとは
タータンチェックとは、様々な色に染めたウールの糸を綾織にした、チェック(格子柄)の織物の一種で、日本ではタータンチェックと呼ばれています。
これは、実は海外では「タータン」と呼ばれているんですね。要するに、タータンだけでチェックの意味になるわけです。
タータンが他のチェック柄と異なるのは、スコットランド政府の登記局による「スコットランド・タータン登記所(The Scotitsh Register of Tartans)」という機関があるんです。
そして、法律に則って、タータンをスコットランドの伝統的な織物として保存・保護・登録管理している物になるんです。
さらに、タータンには、いくつかのカテゴリーに分けられそのデザインにはそれぞれ歴史と意味があります。
タータンチェックの歴史
タータンの種類
タータンチェックには何種類かあり代表的な物は以下の柄になります
・ブラックスチュワート(黒や赤、ブルーが入ったチェック)
・ロイヤルスチュワート(赤の分量が多め)
・ドレスゴードン(グリーンとネイビーに白と黄色がアクセント)
・ブラックウォッチ(黒とグリーン)
・マッケンジー(ブラックウォッチに白と赤がプラスされた感じ)
さらにタータンチェックの歴史を探っていくと、タータンチェックといえばスコットランドのイメージですが、世界中に古くからタータン柄の織物は存在しているのです!!
スコットランドが発祥の地だとはいえません。ではなぜ、タータンがスコットランドやイギリスを代表する伝統織物になっていったのでしょうか。
戦争を繰り返していたスコットランドとイングランドが、「グレート・ブリテン連合王国」として1つの国になったのが1707年。
この連合に不満を持っていたのが、スコットランド北部ハイランド地方に住むハイランド人と呼ばれる人々でした。
そしてこのハイランド人こそが、タータン生地のプラッドを伝統衣装として身にまとっていたのです。