よく耳にしますが、ジェンダーとは言ったい何なのでしょう?
実はジェンダーが社会問題になっているのをご存知ですか。
ジェンダーの平等は現在様々な国で問題になっている課題なんですね。
この記事では、そんなジェンダー意味と種類、日本での現状など紹介しています。
ジェンダー知ることで世界がどうあるべきかも見えてくるかもしれません。
ジェンダーとはどんな意味?
ジェンダーの種類
いまいにわからない方に簡単にジェンダーについてお話ししましょう。
⬛︎ジェンダーとは
ジェンダーとは、生物学的な性別に対して、社会的・文化的につくられる性別のことをいいます。
わかりやすく言うとオス・メスのことで、つまり「性」は身体の違いのみを表します。
つまりジェンダーとは、その性別に生まれたことによる特性ではなく、文化・社会の中で後付けされた性のことです。
ではジェンダーの意味がわかった所で種類についてお話ししましょう。
一言でジェンダーと言っても何種類があります。
■ アンドロジン(Androgyne)
男性と女性が混合されたジェンダーです。
男性と女性が1人の個人に共存していて、男性と女性を同時に感じることも、男性と女性の間で2つのジェンダーの割合が異なると感じることもあります。
例)男性70%、女性30%
■ ニュートロワ(Neutrois)
ジェンダーが中立か、または存在しない人で、第3の性としての自認を持っている。
ニュートロワは、男性または女性の特性を明確に表している自分の体に不快感を持っている場合が多く、性別の特性が現れないように中性化するための手術を施す人もいます。
■ アジェンダー(Agender)
ジェンダーがない人を指します。
■ ジェンダーレス(Genderless)
アジェンダーと同様に、ジェンダーがない人を意味します。アジェンダーと同一語として使うこともありますが少し意味が違ってきます。
アジェンダーはジェンダーがありませんが、それでもジェンダーがないジェンダーです。
■ バイジェンダー(Bigender)
2つの異なる種類のジェンダーを持っている人を意味します。
状況や心理状態に応じて、1つのジェンダーから他のジェンダーへの移行されます。
例えば、男性と女性の性自認を持つバイジェンダーは、ある日自分が男性だと感じて、またある日は自分が女性だと感じる時があるのです。
■ トライジェンダー(Trigender)
3つの異なる種類のジェンダーを持っている人をいいます。
状況や心理状態に応じて、1つのジェンダーから他のジェンダーへの移行が行われます。
バイジェンダー(bigender)にジェンダー1つを加え、3つのジェンダーを行き来すると考えてください。
こちらも1つのジェンダーから他のジェンダーへの完全な移行が行われる必要はなく、それぞれのジェンダーがどんなものであるかは問いません。
(例)
・組み合わせ1:男性、女性、アンドジン
・組み合わせ2:男性、女性、アジェンダー
・組み合わせ3:女性、アンドロジン、アジェンダー
・組み合わせ4:アンドロジン、ニュートロワ、アジェンダー
■ パンジェンダー(Pangender)
男性、女性、アンドロジン、アジェンダーなど、すべてのジェンダーを持っている人をいいます
この世の中にあるすべてのジェンダーを全部持っている人です。
■ ジェンダーフルイド(Genderfluid)
性自認が一定ではなく、液体のように流動的に変わる人を指します。
状況や心理状態に応じて、1つのジェンダーから他のジェンダーへの移行が行われます。
ジェンダーが問題や不公平になるのはなぜ?
ジェンダーの問題解決方法は?
ジェンダー不平等が発生する原因は様々ですが、主な原因としては以下の事が挙げられます。
✔️宗教の決まり
✔️伝統的な社会構造・風習
✔️家庭内・家庭外での教育の欠如
✔️生物学的役割の違い
これら4つが原因で考え方や行動が、ジェンダーの不平等や偏見を引き起こしてしまいます。
日本での男女格差、ジェンダー不平等を語る際によく使われるのが、ジェンダーギャップ指数。
この指数は「教育」「医療」「政治」「経済(働き方)」の4つの分野で評価し日本は、そのうち「政治」と「経済(働き方)」で低い評価を受けています。
政治活動においては、国会では女性議員の割合が低くかったり、企業でも幹部のほとんどは男性が占めていつ現状です。
重要な意思決定に女性が参加できる機会が少なく経済活動においては、賃金格差も見られます。
女性の幸福度が高いのは?働く女性が増え、仕事によって女性も自己実現ができる時代少しずつなってきてはいますが、政治・経済活動への参加が女性の幸福度に結び付くというわけではないのです。
ジェンダー平等を実現するために、世界で様々な支援や取り組みが行われています。
「女性に対する差別的な雇用条件・待遇面の見直し」では、主に職場におけるセクシャルハラスメント対策や、管理職に占める女性の割合の向上などの取り組みが行われ、男女が平等に働ける制度や仕組みが必要なのです。
まとめ
今回はジェンダーの意味や種類また日本における問題点についてお話ししました。
世界をはじめまだ日本でもまだまだ問題になっています。
誰もは住みやすい働きやすい環境作りが大切です。
しっかりと問題に取り組んでいきましょう。