おふかしは東北地方の方言、餅米を蒸す料理のことでおこわと同じことば - 桃色の雫
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おふかしは東北地方の方言、餅米を蒸す料理のことでおこわと同じことば

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スマホでふかすと打ち込むと、なんと、蒸すという言葉に変換されます。

実は、おふかし、というのは蒸したものという意味の東北地方での言い方のようなんです。

なぜなら、ほかのところではおこわと呼ばれているような料理もおふかしになっているからです。

この記事では、おふかしの呼び名の由来、どんな時に作るのか、いろんな具材を入れた味ぶかしの作り方を紹介しています。

おこわを作る方法とほとんど同じようですから、一度作ってみたらいかがですか。

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おふかしはもち米を蒸したもの

蒸すは「むす」「ふかす」

「おふかし」は、福島や山形で蒸す事を「ふかす」と呼びます。もち米を蒸すことから「おふかし」、いろんな具材を入れると、「味ぶかし」になるみたいです。

「おこわ」というのは、蒸したご飯が炊いたご飯よりも少し硬めになってしまうので、つけられたと言われています。

でも、実際には、同じ料理だと言って良さそうです。同じおふかしでも中に入れる具材によって、いろんな呼び名がある、という感じです。

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地方によって作る時期はいろいろ

お祝い事や季節の行事に合わせる

まず、福島では、端午の節句といえば味ぶかしが有名です。その時の旬の野菜などの具材を入れて、もち米を混ぜてつくります。

一般的な具材としては、こんにゃく、人参、干し椎茸、牛蒡、竹の子、油揚げなどのようです。色合いを出すためにさやいんげんを散らして完成です。

特別な祝い事にぴったり

かつては、精進料理としても

福島では精進料理としておふかしが用いられてきたそうです。大勢の人が集まって、白おふかしを食べることで供養をしたそうです。

また、結婚式や、祝い事、祭り事、新築祝い等にも食べてきました。作り方や味付けは昔から受け継がれてきたものだそうです。

味ぶかしの作り方

【材料】(5人分)

・もち米 ………… 750g(1升)
・鶏もも肉……… 100g
・にんじん……… 50g
・干し舞茸……… 15g
・ごぼう………… 50g
・季節の緑のもの(いんげん・青豆)

【調味料】

・ごま油……… 大さじ2
・めんつゆ…………100g
・砂糖
・塩
・みりん…………… 少々
・お酒……………… 少々

【作り方】

・もち米は一晩水に付けておき、そしてザルにあげます。
・ごほう人参はささがき、まいたけは細かく切り、とり肉と油あげは小さく切ります。
・鍋に油を入れ、ごぼうをサッと炒めて、肉、残りの具材を入れて炒めます。
・油あげを入れ調味料で味を付けます。
・煮汁が少し残るくらい煮ます。
・蒸し器に、むし布をひいてから、もち米を入れて蒸します。
・蒸しあがったら具材を入れて全体を混ぜ込みます。
・10分くらい蒸します。
・軽く混ぜ合わせ、器に盛り、彩りにいんげん・青豆をのせて完成です。

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