なんと毎日が記念日
多くの記念が重なる日が多数存在
毎日何らかの記念日が制定されているのをご存知でしょうか?
大概は知られているメジャーなものからこんなマニアックなものの日ってどうなの?と思ってしまうくらい細かい記念日があります。
これだけ細かければ、この世に存在している物には私たちの誕生日のような記念日が必ず存在していると思えてしまいますが、また機会があれば調べてみるのもきっと面白いでしょう。
その中から、今回は11月1日にスポットを当てて見たわけですが、なんと“11月1日”という日はかなり多くの記念日となっていたのです。
例えば省エネの日、釜飯の日、全国家具の日、カーペットの日、すしの日、1日~7日の週間では全国牛乳週間、教育・文化週間、バードウォッチングウィークなど、ここに挙げたのは一部ですのでまだまだあります。
そして今回取り上げる“紅茶の日”ですが、なぜそのようになったのか、由来や関連する事柄をまとめていきましょう。
左太夫とエカテリーナ2世
どうして11月1日?
1791年(寛政3年)11月1日、伊勢の国(現在の三重県)出身である船頭の大黒屋光太夫(1751-1828)は総勢17名で米や木綿などを積み江戸に向かいました。
しかし、出航から4日後、光太夫たちが乗った船は嵐で遭難してしまいました。約7か月間漂流し、ようやくロシア領であるアレウト(現在のアリューシャン)列島のアムチトカという小さな島に上陸しました。
帰国を試みますが日本は鎖国状態で漂着から8年、ようやく首都のサンクトペテルブルクに到着しました。
ペテルブルクにいる女帝エカテリーナ2世に帰国嘆願を続け、途中で仲間を失いながら最終的に光太夫のほか2名のみで帰国の途につきました。
光太夫はエカテリーナ2世の文化的事業に協力するなど様々な貢献をし、ロシア皇太子や貴族などから大変優遇されました。
ペテルブルクを離れる直前の1791年11月1日、エカテリーナ2世のお茶会に光太夫が招かれ、日本人では初めて本格的な欧風紅茶を飲んだことから、日本紅茶協会はこの日を“紅茶の日”と定めることになったと言われているのです。
様々イベントやキャンペーンをお見逃しなく!
理由はともあれ、紅茶の日!
紅茶専門店ルピシアでは“紅茶の日”にちなみキャンペーンセールが行われています。10%割引や期間限定の紅茶がもらえるなどのサービスがあるので、ぜひ狙って行ってみることをお勧めします。
また輸入食品やコーヒーなどで有名なカルディでもエコバッグや紅茶にちなんだプレゼントサービスを行っているようなので、知らなくてたまたまラッキーだった人も、もらいに行く人も様々な楽しみ方で11月1日を楽しんでください。