暖かくなってくると、服装の主役に躍り出てくるのがポロシャツですね。ファッション的にも完璧です。
これ1枚あれば、あらゆるシーンを乗り切れます。さらりと着こなしてもいいし、いろいろなコーディネイトを楽しむのもいいでしょう。
特に、省エネの流れで、クールビズスタイルの中心的な存在になっているのもポロシャツですし、学校の制服も多くの学校で取り入れられているようです。
そんなポロシャツの名前が誕生した経緯と由来、ポロシャツを世に広めた人など、どうなっているのでしょう。
ポロシャツのポロはスポーツの競技
ポロシャツなのに、テニスシャツ?
ポロという名前はイギリスで盛んなスポーツのことです。これは、馬に乗って、スティックで木製のボールを操って、相手ゴールに入れる競技だそうです。
日本ではあまりお目にかかることもないスポーツなのですが、ポロシャツのポロから想像して、ポロというスポーツをするときのユニフォームと思いますね。
しかし、それが、また、不思議なん話で、ポロシャツの考案者はテニスプレーヤーで、最初はテニスシャツとしてスタートしたのだと言うことです。
ポロシャツの発祥はラコステ
ワニのワンポイントが証し
1927年、当時、人気のあったフランス人テニスプレイヤーの一人だったルネ・ラコステが、ポロシャツを考案しました。
このルネ・ラコステはテニスを引退後にラコステブランドを立ち上げました。そして、今のポロシャツの原型を作ったわけです。
ラコステは、ポロの選手が当時着ていたジャージ素材のシャツに着目しました。そのシャツにテニスらしく襟をつけ、半袖にしてそれが今のポロシャツになったわけです。
日本では、全くマイナーなスポーツであるポロの名が、ポロシャツという名前によって、知られるようになったと言うことなんです。
さらに、ポロ競技で、フランスのテニスプレイヤーが着ていたこのシャツを公式なユニフォームとして取り入れたということだそうです。
日本では基本ポロシャツ、と呼ばれていますが、ヨーロッパではテニスシャツと呼ばれることが多いということです。
ポロシャツの呼び名はいつから?
ブランドが決定するイメージ
じつは、ラルフローレンのPoloシャツ、日本人はポロシャツはこれが起源だと思っている人も多いようです。
しかし、日本でのポロシャツの始まりはやはり、ラコステのようです。ラコステによれば、日本でポロシャツを販売するようになってから50年を越えているそうです。
現在普及しているポロシャツは、ラコステの創業者でもあるテニス選手のルネ・ラコステが1927年、世界で初めて考案したといわれています。
ルネ・ラコステは、はじめのうちは自分が炎天下で試合をするときに、暑さ対策として仕立てたそうです。
それが注目を集めたので、友人といっしょにメーカーを設立しました。そして、1933年に一般向けに売り出したということです。
最初の商品名はラコステ・シャツで、テニス、ゴルフ、マリンスポーツ向きと謳っていました。ポロはそこには入っていなかったようです。
ただ、ラコステが50年前に日本で売り出した時はすでにポロシャツと呼んでいたという話です。