子供の頃よく指遊びをした記憶はありませんか!
親指、人差し指、中指、薬指、小指。5本の指はそれぞれバラバラな呼び名をしています。
その中でもなぜ1本だけ「薬」がつく呼び名なのか不思議ですよね。一体なぜ、この指だけ「薬」と呼ばれているのでしょうか。
この記事では、薬指の名前の由来、指輪をはめる時の意味を紹介しています。
皆さんは、意味をわかって指輪使ってますか。
まずは薬指の由来から
何故、指一つ一つに呼び名がついているのか?
【薬指の由来や意味】
薬を塗る指
薬指の名前の由来は様々なありますがよく言われているのが「薬を塗る指だった説」です。
薬を水に溶かしたり塗ったりする時に使用したのがこの指でよく使う人差し指を薬で汚したくないといった理由から薬指という名前になりました。
薬師如来
更に別な由来は「薬師如来説」です。
薬師如来(やくしにょらい)が薬指を曲げている為に「薬」指と呼ばれるようになった説もあります。薬師如来は人々の健康を守る神様です。
左手には薬壷を持ちこの薬壷にはあらゆる病を治す薬が入っていると言われており、そんな薬師如来が右手の薬指を曲げていることから、この指が薬指と呼ばれるようになったとも言われています。
薬指の由来や意味には様々な説があるのです。
指の変わった呼び方
医学専門の指の呼び方も
通常指の呼び方は親指や中指と言いますがそれ以外にも、小さな子供に指の名前を教えるときは、家族に例えることもあります。
・親指「お父さん指」
・人差し指は「お母さん指」
・中指は「お兄さん指」
・薬指は「お姉さん指」
・小指が、「赤ちゃん指」
聞いた事がおる方もおられるでしょう!!子供に教える時はかわいくて覚えやすくて、いいですよね。
因みに医学では指をそれぞれこのように呼ぶらしいです。
・母指(ぼし)
・示指(じし)
・中指(ちゅうし)
・薬指(やくし)環指(かんし)
・小指(しょうし)
指の呼び方は医学では独特の呼び方をする事には驚きです。
結婚指輪を左手の薬指にする理由
右手にした場合の意味
結婚指輪は一般的に左手の薬指に着けると知られています。
なぜ他の指ではなく、薬指なのでしょうか?
この理由は、心臓に一番近くつながる血管が左手の薬指にあると、古代エジプトからの言い伝えが起源となっています。
心臓につながる指に結婚指輪を嵌めて相手の心臓(心)をつかみ、結婚の誓いや絆を強くするとの意味合いが込められているのだそうです。
「心臓とつながる」というイメージには「永遠に誓う」という意味合いを持つ事から左手の薬指は結婚指輪を着けるにふさわしい指とされたのです。
さらに、左右の手でもつける意味合いに違いがあります。
左手
結婚指輪を着ける左手には信じ合う心や思念に対する意味があり、新しい出来事を迎える際には迷いを消すとの意味があるそう。
右手
それとは一方、右手には現実の意味合いがあります。何かに集中して達成したい物事がある場合に願いを込めて右手の薬指に着けると良いと言われています。