日本では、サッカーと普通に呼んでいますね。
けど、じつは、日本サッカー協会というのは本名はJFA=Japan Football Associationなんですよね。
どこにサッカーという言葉があるんでしょうか。
実は、この呼び名は、この中に含まれています。しかし、それは、日本やアメリカなど少数で、世界的にはちょっと違うみたいです。
この記事では、サッカーという呼び名が日本で定着した経緯と、正式名との違いなどを紹介しています。
サッカー、フットボールどちらが正しい?
国によって呼び名が違っている
正式には、サッカーじゃないんです。フットボールなんです。
じゃあ、なぜ、サッカーなのか?疑問がわき上がってくるのは、当然でしょう。
日本国内で2つの名称が存在するスポーツ、どういうことなのか。
じつは、日本にサッカーが伝わってきた経緯が、2つの名称を広めてしまったと言うことなんです。
サッカーの呼び名が生まれたわけ
日本人には理解できない呼び名の由来
「サッカー」という言葉自体は英国が発祥なんだそうです。1863年に、英国でフットボールのルールを共通するための協会が設立されました。
英語では、それは「Association」となります。サッカーはその協会が定めたルールのフットボールのことを指します。それで、「Association football」と呼ぶのです。
その「Association football」から「soc」だけを抜きだして、「soccer」という呼び名が生まれ、定着したというわけです。
フットボールにもいろいろ
○○フットボールの数々
じつは、国によって独自のフットボールがたくさん存在します。たとえば、米国でフットボールと言えば、アメリカンフットボール(アメフト)を意味するようなものです。
同じように、世界にはfootballがつく競技は意外とあるんですね。カナダのカナディアンフットボール(Canadian football)は、アメフトに似たスポーツ。
カナダでは、アイスホッケーに次ぐ人気のスポーツです。また、オーストラリアのオーストラリアンフットボール(Australian football)。
これは、オーストラリアで最も人気のあるスポーツです。フッティー(footy)、オージールールズ(Aussie rules)と呼ばれ、日本ではオージーボールといいます。
ラグビーは、協会名も日本ラグビーフットボール協会というようにラグビーフットボール(rugby football)というのが正式です。
サッカー(soccer)という言葉は、おもに米国やカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどで使われている言い方です。
英国やヨーロッパではフットボール(football)と呼ぶのが一般的です。南米でも「futbol(フトボル)」と呼んでいます。
FIFAの呼び名の由来
略語はフランス語から
じつはサッカーの世界連盟である、FIFAというのは、フランス語の頭文字なんですね。Federation Internationale de Football Association というそうです。
これを英語にすると、International Federation of Association Football になります。
Fedrationは「連盟」という意味で、Associationも「組合」や「連合」などという意味になり、言葉が重複します。
これは、先ほど行った、サッカーの言葉の由来と関係します。ようするに、フランス語のFootball Associationも英語のAssociation Footballも、サッカーそのものを意味する言葉なんですね。
ようするに、FIFAのうしろのFAがサッカーという種目を表すんだということになります。
その方法で日本サッカー協会の呼び名を作れば、JFAFになる、というお話です。