メダカの繁殖が注目されている、人気が出たわけと上手に飼育する方法 - 桃色の雫
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メダカの繁殖が注目されている、人気が出たわけと上手に飼育する方法

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昔から、日本ではメダカは水のきれいな小川や水田にすんで、古くから親しまれてきたものです。

それが、最近は絶滅危惧種といわれ、小川でも滅多に見ることができなくなってきたそうです。

それが、最近、メダカが注目されているのです。

この記事では、そんなメダカのことについて紹介しています。

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メダカの飼い方に注目、大人気に

飼育することが当たり前の魚に

飼うだけでなく、ふやすともできます。水温が高ければ、1年中産卵が見られるなど、とても育てやすい魚なんですね。

メダカは元々丈夫な魚です。容器と、水、メダカの隠れ場所になるような流木や水草などと、エサがあればメダカは飼えます。屋内でも屋外でも飼育できるんです。

また、メダカの寿命は1~2年と言われますが、人工的に飼育すると、長いものでは、4年以上生きることもあるそうです。

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泳ぎは不得意なメダカ

静かな流れや、水田を好む

野生のメダカは、東北以南の全国の川や小川、田んぼなどに棲息しています。そんなメダカですが、近年では急激に減って、見つけることすら難しくなってきています。

メダカの学名「オリジアス・ラティペス」といいます。意味は、水田に住む幅広いヒレを持つ魚といったことのようです。

メダカは流れの弱い温かい水域を好みます。あまり泳ぎが得意でないので、強い流れを嫌うのです。

小川や河川でも流れの弱いところで群れているんです。特に繁殖を迎える季節には稚魚が流されないような水田などに集まります。

自然環境下ではあり得ないような急激な水温変化には対応できません。しかし、季節の移り変わりなどによる水温の変化くらいなら対応できます。

自然環境下でメダカは水草や昆虫、植物性プランクトンや動物性プランクトンなど、なんでも食べるようです。

この食性の広さはメダカの環境適応力の強さになっていて、今まで生き抜いてきたのでしょう。

ニホンメダカも複数種

細分化すれば、10種類に

ひと昔前までニホンメダカは分類学的には1種類だけといわれていたそうです。

しかし、最近の研究の結果によって、青森県から京都府の日本海側に分布するのが北日本集団。それ以外が南日本集団というふうに、別の種類ではあるとわかったそうです。

さらに南日本集団も、棲息しているエリアごとに細分化されています。

東日本型、東瀬戸内型、西瀬戸内型、山陰型、北部九州型、大隅型、有明型、薩摩型、琉球型の9種類の地域型です。

これらはすべて、分類学的にはニホンメダカと呼ばれます。硬骨魚網ダツ目メダカ科で10種類以上のメダカがあるそうです。

これらのメダカは東アジアから東南アジアにかけて広く分布しています。ニホンメダカはその中で最も北に分布しているメダカだということです。

品種改良が繰り返されて多様化したメダカ

近年、メダカは人の手により品種改良が盛んに行われてきたんですね。それによって、現在のメダカ人気につながっていくわけです。

今、ショップなどで販売されているメダカの種類はとても多く、体型から色合いまでビックリするような状態です。

多様化したメダカのいろいろ

品種改良が生み出した、すごいメダカたち

黒メダカ

野生にもともといるメダカです。色が茶色っぽい地味な見た目のメダカですね。たくさんいる品種改良されてきたメダカたちのルーツです。

現在は環境破壊などで、絶滅危惧種に指定されています。逆に品種改良されたメダカよりも希少価値の高いメダカだとも言われているそうです。

さらに品種改良した、色がさらに黒い黒メダカもいます。とても丈夫な性質を持っています。

ヒメダカ

黒色素を持たない種類のメダカで、オレンジ色っぽい色です。歴史は古く、昔から元祖品種改良メダカとして親しまれてきました。

青メダカ

体全体が青みがかった、とてもきれいな色のメダカです。照明によってとてもきれいな青メダカが見られます。原種にとても近い種類です。

白メダカ

色素が欠乏しているメダカで、野生のメダカの原型をほぼそのままに、色のみを品種改良させたものです。歴史もとても古く、江戸時代からすでに観賞魚でした。

アルビノメダカ

アルビノとは、先天性のメラニン色素欠乏です。見た目で白メダカと似ていますが、違いとしては目が赤いのが特徴です。あまり丈夫ではないとか、病気になりやすいそうです。

楊貴妃メダカ

楊貴妃って世界三大美人からきています。見た目は体全体が朱色で、金魚のような色のメダカです。婚姻色が出るころには完全に朱色になります。

メダカブームの火付け役となりました。色が赤いメダカのほとんどは、この楊貴妃メダカから派生した種類です。

琥珀メダカ

体の色が琥珀色のとてもきれいなメダカです。尾ヒレが鮮やかなオレンジ色になるのも特徴的です。なお、体の色は濃い色のものから薄い色のものまで色々です。

幹之(みゆき)メダカ

背中が光り輝くメダカです。この背中の光に長さによってランク分けされているそうです。値段も違うそうです。

黄金メダカ

体が黄金色に輝く、見た目が美しいメダカです。水槽で飼育する場合には、とてもきれいな色を横から楽しむことができます。

ヒカリメダカ

背ビレと尻ビレが同じ形をしており、とても長く大きいのが特徴です。また尾ビレも三角形ではなく、ひし形をしています。

ダルマメダカ

別名「縮みメダカ」と呼ばれています。突然変異で産まれたメダカです。丸っこい形をしています。メダカ飼育の上級者向けのメダカです。

メダカの卵をうまく孵すには

メダカの卵は産んだだけではダメ

産卵が確認出来たら稚魚が生まれてくるまでが非常に待ちどおしいですよね。しかし、ここで気をつけなければならないことがいくつかあるんです。

まず、メダカの親が卵を食べてしまう、という衝撃的な問題。メダカは雑食なので、自分の卵でさえもエサになってしまうわけです。

そのために、水槽にパーテーションをつくって、親のメダカと分離しようとするのですが、その隙間から卵のエリアに入ってきてしまうとおじゃんです。

完全に卵を守れるとは限らないのですが、それでもパーテーションを取り付けないよりはまし、ということなんですね。

また、産卵箱や産卵ネットなどと呼ばれるものもあります。メダカの稚魚や卵を一時的に隔離して飼育できるわけです。

メダカの産卵時期

春から夏にかけての育ちやすい時期

メダカの産卵時期は、春から夏にかけて行われることが多いといわれます。水温と日中の日照時間の二つの要素に左右されると考えられています。

メダカの産卵の適正温度は25℃~28℃くらいの間だそうです。また、日照時間はおよそ13時間~14時間が必要だとされています。

この二つの条件があてはまるのは春~夏になります。自然界では、この時期にメダカの産卵が行われているわけです。

メダカの産卵時間

メダカが産卵するのは午前中です。午後や夜に産卵することはほとんどありません。メダカには体内時計のようなものがあるようです。

卵が食べられないように守る

折角生まれた卵が食べられてしまわないように守ることが一番重要です。自然の田んぼや小川などでは広いので卵はなかなかメダカに見つかることはありません。

しかし、水槽のような限られた空間ではすぐに卵は見つかります。また、屋外の池やビオトープで生まれた卵は水生植物に守られています。

しかし、水槽など限られた空間では、産み付けられた卵の周りをメダカが泳ぎまわってすぐに見つかってしまうわけです。

餌が豊富なら卵は食べられない

屋外飼育で、室内の水槽よりもプランクトンなどが多く発生すれば、餌が豊富なので、卵を食べなくてもいいというのも卵が守られる理由になります。

室内飼育では、卵を守る為にまず、卵が産み付けられた水草などをメダカの飼育水槽から取り出して他の水槽で管理する方法です。

この場合、卵が食べられることはなくなりますが、水槽をもうひとつ用意する必要があるし、同じ環境にする必要もあります。

また、浮き草やウィローモスなどの水草を多めに入れてあげるのもいいでしょう。この細かい水草が卵を隠してくれるので、他のメダカに見つかりにくくなるわけです。

卵の孵化と水温の関係

水温が高いほど時間は短くなる

水温が高ければ孵化までの期間が短くなり、水温が低いと長くなります。昔からよく目安として累計が250℃と言われているそうです。

これはどういうことか、というと、メダカの卵が産まれてから孵化するまでの毎日の水温を足して250℃になったら孵化がはじまると言うものなんです。

つまり水温を25℃に設定していれば10日で250℃になり、10日間で孵化がはじまるということなんですね。

孵化がうまくいかない場合

ただ、水温が高ければよいわけではないようで、30℃を超えてくるような高水温では卵の成長が途中で止まったりするそうです。

さらに、毎日卵を観察していると稀に卵が白く濁ってしなったりします。これは無精卵かもしれませんし、死んでしまった卵かもしれません。

濁ってしまう原因は水カビですが、この水カビの生えてしまった卵をそのまま放置すると、健康な卵がしんでしまうこともあるので、すぐに取り除いた方がいいでしょう。

孵化した後の処置は?

稚魚の大きさによって対応は変わる

メダカの稚魚は産まれてから約2週間までの間を「針子」と呼び、産まれてから2週間が経過したくらいからは、「稚魚」と呼びます。

メダカを卵から育てるうえで最も難しいのは、この「針子」と呼ばれている、特に小さい時期のメダカになるんです。

産まれて3日目くらいまでは餌はいらない

メダカの針子は、孵化後三日くらいまでは餌は食べません。生まれてすぐのメダカはお腹に「栄養袋」を持っているんです。

三日間はこの栄養袋から栄養を摂取しているので、本当の勝負は産まれて三日経過してからの針子からになるわけです。

水中のプランクトンが餌になる

メダカの稚魚、特に針子のうちは水中の小さなプランクトンが主な餌になります。とはいえ、プランクトンそのものを購入することはできません。

そこで、グリーンウォーターで稚魚を飼育する方法がいちばん安全です。グリーンウォーターとは、水中に植物性プランクトンが豊富に繁殖した緑色の水です。

グリーンウォーターのつくり方は簡単です。水を張った容器を、日光が十分に当たる場所に2週間くらい置けば、水が緑色になってくれます。

グリーンウォーターを作るときの注意点は、水を浄化させるようなものを容器に入れてはいけないということです。具体的には赤玉土や水草です。

これらのものは水を浄化してしまい、植物性プランクトンの発生を妨げます。容器には基本的に水だけを入れておくのですね。

グリーンウォーターには、栄養満点の植物プランクトンが豊富に含まれていて、稚魚が好きなだけ栄養豊富な餌を食べることができます。

室内、室外どちらでも飼育可能

メダカの飼育に必要な環境とは?

メダカの飼育に最適な容器は深さよりも面積の広さだそうです。ということは、池がいいみたいですね。

しかし、室内に池は作ることができないのですが、ようするに、水深が深い水槽でなくても、水深が浅い発泡スチロールのようなものでもいいということです。

飼育の適正温度

飼育適正温度は25℃前後です。メダカはとても丈夫な魚で、かなりの水温の温度差にも耐えることができます。

適正温度はありますが、実際には5℃くらいの低温環境でも生きていけます。高温であれば40℃くらいの水温でも生きていけます。

メダカは一桁台にまで水温が下がると、冬眠をします。冬眠準備ができたメダカであれば越冬できます。体力がないメダカは、そのまま越冬できずに死んでしまいます。

飼育に必要な水

メダカ1匹あたりの必要な水量はおよそ1リットルと言われていますね。これが目安になります。

どれくらいの大きさの容器でどれだけのメダカが飼育できるのかわかります。過密すぎると、縄張り争いをして小競り合いしまうそうです

また過密環境はメダカの成長にも影響します。また、産卵にも悪影響が出るでしょう。さらに酸素不足になることも考えられるので注意したほうがいいでしょう。

メダカの水とえさをきちんとする

カルキ抜きでメダカのための水を作る

メダカにとって最適な水質は弱酸性から弱アルカリ性だそうです。水道水そのものは中性なので、その点では大丈夫です。

しかし、塩素が入っているので、はっきり言って最悪です。カルキ抜きはしっかりと行う必要があります。

またカルキ抜き直後の水は、バクテリアやプランクトンがほとんどいないので、まだメダカの飼育に合った水ではありません。

そこで、一週間くらい放置するか、市販のバクテリア繁殖促進剤を使用します。そして、メダカの飼育に最適な水を作ることができます。

水換えは好ましくない

メダカは急激な環境変化には弱いといわれています。したがって、過度な水換えは避けたほうがいいでしょう。

水換えしなくてもいいように、多めの水で飼育るほうがいいでしょう。また水換えを行いたいときは一気にせず、コップ一杯分の水を入れ替える程度にします。
。ようにしてください。

メダカの餌について

メダカは雑食性です。したがって、たいて何でも食べます。自然界ではミジンコなどの動物性プランクトン、ケイソウなどの植物性プランクトン、ボウフラなどの小型の水生昆虫を食べています。

メダカ専用の餌も売られていますので、それを与えておけば問題ないですね。餌はなるべく細かいほうがいいみたいです。

ただ、エサの量はメダカが一度に食べきれる少量を与えるほうがいいのです。メダカを死なせてしまう原因の多くが、餌の与えすぎなんです。

餌を与えすぎると水質悪化にもつながります。時間にして、1分以内に食べきってしまう量が好ましいと言われています。

メダカを飼う場所

大きく分けて3通り

水槽で飼育する

注意点とすれば、エアレーションの水流は弱くすることです。メダカは強い水流は苦手です。初めから使わない方法で飼育したほうがいいかもしれません。

水槽の底には泥や砂利、砂などを敷きます。驚いたときには川床に潜り込む習性があるので、潜れるような細かいものがいいのです。

水草にはいろいろな役割があります。酸素を供給しますし、水中の汚れを分解してくれるバクテリアが住み着きます。

メダカを繁殖させたい場合には、メダカの産卵の場所にもなりますので、水草はぜひ入れておきます。

水草はアナカリスやホテイアオイ、カボンバなどです。アナカリスやカボンバは、浮かべておくだけでどんどん増えます。

発泡スチロールで飼育する

水深の深くないタイプの発泡スチロールはメダカの飼育に適しているでしょう。発泡スチロール良いところは、水温の温度変化に強いところです。

それほど急激な温度変化がなく、緩やかなので冬の間だけ、メダカの飼育に発泡スチロールを使うという方法もいいかもしれません。

底には砂利や砂を敷き、エアーポンプを入れ、水面には水草を浮かべておくだけです。メダカ飼育専用の発泡スチロールも販売されているみたいです。

ビオトープで飼育する

ビオトープはドイツ語です。野生動植物の安定した生息地という意味だそうです。動植物たちで作り上げる生態系を再現することみたいです。

メダカが生きていく自然な生態系サイクルを、人間の手で再現して飼育しようという方法です。

具体的には、水鉢の中にメダカと水草を入れて生態系を再現させます。メダカの糞が水草の栄養源になります。

水草が酸素を発生させ、微生物が自然に発生して、それをメダカが食べるという自然な生態系サイクルが、水鉢の中で再現できるというものなんですね。

注意すべきポイントとしては、屋外飼育なので、メダカの天敵になる生き物の侵入がおこるということです。鳥やヤゴ、ゲンゴロウなどが代表的な天敵です。

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