最近、ふわっふわの可愛らしい犬、ポンスキーが、ミックス犬で最近話題になっていますね。
実は、ポンスキーは可愛らしいポメラニアンと凛々しいシベリアンハスキーということなる犬種の掛け合わせによって生まれるミックス犬というものなんです。
ポメラニアンとシベリアンハスキーなんて、まるで相反する特徴を持った犬種から生まれたポンスキー、見た目は愛らしく、しかし凛々しさも兼ね備えているということです。
この記事では、この相反する犬種同士の掛け合わせが、どのような特徴をもっているのかを紹介しています。
ぜひ、次に買う犬の対象にポンスキーを加えてみてください。
ミックス犬って雑種?
雑種とはまた違う
ミックス犬とは要するに雑種でしょ?という感想を持ちがちですが、実はミックス犬と雑種には差があります。
ミックス犬は種類の異なる「純血種」の掛け合わせから生まれた犬を指します。血統証のある犬種の違う親を持つという事です。
血統証を与えられるのは純血種のみになりますので、両親とも純血種で血統証持ちであれば、生まれてくる子犬はミックス犬としっかり証明できるのです。
対して雑種は、その血統証を与えられないのです。親犬がどのような犬種同士の混ざり方をしている犬なのかが証明できないという事でもありますね。
親犬が血統証を持っているか持っていないかがミックス犬と雑種の決定的な差だともいえるようです。
その為、ポンスキーは「血統証を持つ純血種のポメラニアン」と「血統証を持つ純血種のシベリアンハスキー」の掛け合わせのミックス犬になるのが一般的と言えるのでしょう。
ただし、世の中には悪質なブリーダーなどもいるのが現状。買いたいとなったときはその点はよく気を付けていくべきかと思います。
因みにポンスキーは正式な犬種と認められていないようです。その為「ポンスキー」というのは俗称になります。
ポンスキーと聞いて最初「ポン」の部分が何の掛け合わせかわからなかったのですがポメラニアンだったのだなと今しみじみ思っております。タヌキと勘違いしないように。
ポンスキーの特徴
しつけのしやすい犬
では、このポンスキーはどのような特徴がある犬になるのでしょうか?
性格としては、「温厚、従順、賢い」この3点が挙げられやすいようです。その為、しつけが比較的しやすい部類になるようです。
ポメラニアン、シベリアンハスキーの両方の犬種は、好奇心旺盛なため、遊びやお散歩が大好きのようです。さらに外に連れていくことによって社会性を身に着けてあげるとよいそうです。
大きさは24~39cmの体高、7~14㎏の体重が平均的と言われており、中型犬に相当するようです。寿命は10~15年前後と言われているようです。
ただし、あくまでこれはよく言われている事であり、全部のポンスキーがそれに該当するとは言えません。
親犬の性質をしっかり引き継ぐミックス犬なので、これは参考程度にと思っていたほうがよいそうです。
確かにどちらの犬種に似るかまでは調整できないですからね。
飼育の際注意したいこと
ミックス犬全体に言える事
ポンスキーを飼育する際、気を付けておきたいことは、前述もしましたが好奇心旺盛な子が多いとされるため、お家に籠りがちではストレスを与えてしまいます。
いたずらや無駄に物を噛んだりして、飼い主にとっても犬にとっても良いことがありません。
毎日の散歩は欠かさずに行くようにすると良いそうです。
また、遺伝なので一概には言えないこともありますが、ポンスキーの毛はポメラニアンに似ることが多いそうです。
その為、ブラッシングは欠かさず行うようにしてあげると良いそうです。抜け毛もありますので、お掃除を心掛けていくとよいそうです。
ここからは、ミックス犬全体に言えることですが、どうしてもミックス犬というのは種類の違う純血種の掛け合わせのため、人間が想像しているような体格や性格になるとは言い切れないのです。
特に、体格差などがある犬種同士の場合は、「子犬の時は気にならなかったが、大きくなって成犬になったときに思っていた以上の大きさになってしまった」などという事にもなりかねないのです。
そこから愛情が減ってしまい、手放してしまう・・・なんて事もないとは言い切れないのが現状のようです。
同犬種の親を持つ犬たちはある程度、大きくなった時の想像がつきますがミックス犬はどのようになるか未知の世界です。飼い主になる以上はその点を踏まえていかなければならないと思います。
また、ミックス犬は遺伝疾患にも注意が必要だそうです。遺伝疾患というのはその名の通り遺伝的な病気、遺伝子や染色体などの様々な異常から現れてくるものです。
犬にはその犬種ごとの遺伝疾患があるため、ミックス犬のように犬種の違う掛け合わせの場合、親の犬種ごとの遺伝疾患に対して気を付けていかなければなりません。
ポンスキーの場合、ポメラニアンの遺伝疾患、シベリアンハスキーの遺伝疾患、この両方に気を付けるべきといえるのでしょう。
観察していて少しでも異変があったら獣医師に相談すべきだと言えるそうです。変な動きをしている、いつもと違うと感じることがあれば早急に診察してもらうことが一番なのでしょう。