実は恐ろしいダニ
目に見えない恐ろしい危険生物
みなさん、“ダニ”と聞けばどういったことを思いますか?
害虫、目に見えないもの、アレルギーなどそれぞれ“ダニ”に対する印象があると思います。
こういう機会がないとなかなか考えないものでもあり、私たちの身近に潜む、実は恐ろしいものであることを再認識させられるでしょう。
ハウスダストの正体
ダニのフン、死体も
家の中に発生する塵や埃が集まってできたものが、これもよく耳にする“ハウスダスト”と呼びます。
ダニは非常に小さく実際目にすることはほとんどありませんが、このハウスダストの中にいくつかのダニが生息しており、ダニのふんや虫が混ざっています。
これが空気中に舞い上がって私たちが吸い込むことによって呼吸器系にトラブルが出たり、皮膚に何らかの形で付着することによって炎症やかゆみが起きたりします。
アレルゲンとしてハウスダストやダニは反応が出やすいため、多くの人がアレルギーを引き起こす原因として要注意なのです。
驚くほどダニの種類は多い!
家中に潜む危険
家の中にはダニがたくさんいます。ダニは埃の中の栄養分を食べ、繁殖しやすい場所で卵を産み、今現在も増殖しています。
なんだかそう考えるとぞっとしてきませんか?
最近はそういったダニを“家ダニ”または“屋内ダニ”と呼びます。家ダニを調べてみると、いくつかの種類をまとめての総称したものとあります。
チリダニ、ツメダニ、コナダニ、ヒョウヒダニなど、小さいものでもこんなに種類が分けられていることにびっくりです。
音が同じものに“イエダニ”というダニも存在しますが、これまた厄介でネズミなどに寄生して室内に入り込み、腕の内側や内ももなどの柔らかくて太い血管の通っている箇所を吸血するというものです。
激しいかゆみと痛みに襲われます。イエダニ自体を駆除するというよりはネズミを駆除することがダニ退治となるわけですね。
これだけしか話していなくても体全体がなんだかむず痒くなってきました、おそるべし見えないダニ。
ダニの潜んでいるところ
駆除方法を知ることが重要
ダニはどんなところに多いかというと、ご想像の通り敷布団の内部なのです。私たちが安らぎの眠りについているまさしくその場所こそ、ダニがけた違いにいるのです。
他に畳や絨毯の中にも生息します。布団の上げ下ろしの際にダニが舞い散って浮遊し、それを私たちが寝ている間に吸い込み、朝起きたら皮膚に炎症が起きていたり、何らかの症状を訴えることになるかもしれません。
そうならないためには私たち自身何ができるのでしょうか。
私たちにできることがある
掃除もダニを意識して
まずは部屋の掃除です。
働いていたり主婦の皆さんも仕事が多いのでなかなか大変とは思いますが、小さい子供さんがいるご家庭は特に、アレルギーになる前にできる限りがんばりましょう。
基本は掃除機がけを毎日丁寧に行うのがよいでしょう。また、シーツやカバーはこまめに洗濯し、天気の良い日に天日干し。時間を決めて入れ替え、布団も干しておきましょう。
私たち大人は抵抗力を持っていても、体調や度合いによって負けてしまうこともあります。かゆみを伴えば痒くて引っ掻き、炎症を起こすことに繋がります。
気持ち悪いダニを退治し、気持ちの良い睡眠をとりましょう。