見た目からすると…非常によく似ていて明確な違いが分かりにくいのが、このスリッパとサンダルです。
例えば子どもさんから「スリッパとサンダルの違いは?」と聞かれたとき、皆さんは答えられますか?
なにか、明確な違いがあるはずです!見た目の違いや、ちょっとだけさかのぼって歴史も見ていこうと思います。
スリッパとサンダルって何が違うの?
似て非なるもの
スリッパは、英語の「スリップ(slip)」から派生した言葉で、足を滑り込ませるようにして履く履物です。
一般的にかかとの部分がなくて、脱いだり履いたりするのが簡単な作りになっています。そして、一番の特徴になるのが室内専用というところです。
これは昔明治時代、靴職人の徳野利三郎が、外履きのまま中に入ってしまう外国人をみて、何とか出来ないかと考え付いて作ったものがスリッパの原型だと言われています。
対してサンダルは、基本的に靴底のみが保護されていて、つま先もかかとも覆われていないのが特徴です。
そして、スリッパが室内専用だったのに対して、サンダルは室外専用です。
サンダルの原型といわれるものは世界各地で見つかっており、古代の壁画にもサンダルのようなものが描かれているのではと言われているほど古くからあったようで、特にギリシャやローマなどで熱砂から足を守るためだったのではないかと言われています。
日本では、草履がサンダルの原型と言えるかもしれませんね!また、クロックスもこのサンダルの仲間と言えるでしょう。
根強い人気アイランドスリッパ
アイランドスリッパとは
アイランドスリッパと聞いて、「ああ、芸能人ご用達の値段の高い、あの高級なビーチサンダルねー」というイメージを持つ方も多いかもしれません(笑)。
確かに現地でも決して安いものではないでしょう。
実はこのアイランドスリッパですが、1946年ハワイに移住した本永瀧蔵(モトナガ・タキゾウ)という日本人がサンダルのようなものを作り、息子のエドワードによって工場化され発展してきた会社なんです。
メイド・inハワイをモットーに、デザインから製造までの全てをハワイで行うサンダルメーカーで、現在でも熟練した職人によって一足一足手作業で作られており、製品はとっても愛情に満ち溢れているんです。
このアイランドスリッパの一番の魅力が、何といっても履き心地の良さなんです!!!どれだけ歩いても疲れないと評判となりました。
単に海で履くビーチサンダルとしてではなく、街の中でも履かれるようになり、足を入れるだけで心の底からリラックスした気分が生れてくるのです!
最後に
ハワイのおみやげ
もしこのアイランドスリッパが欲しいなら、現地で購入されることをおススメします。日本で購入しようとすると、1万数千円~2万円しますが、現地では日本円にして1万円弱~1万数千円で買えるようです。
ハワイには2018年現在、ロイヤルハワイアンセンターとアラモアナセンターの二か所に直営店があるようです。お土産にも喜ばれること間違いありません!
オシャレは足元からって言いますよね。まずは足元から固めてみませんか?