あんかけといったらとろーりとしたあんが特徴ですね。
特に冬の寒い季節には身体がポッカリポッカリになり本当に美味しいものです。
あんかけは漢字で「餡掛け」と書きます。また、中華料理では本来、葛粉を使ってあんを作るんだそうです。
この記事では、あんかけの由来、うまく作るコツと、簡単にできるレシピを紹介しています。
美味しいあんかけ料理を作って、ほっこりしましょう。
今あんかけが人気の理由
まず、あんかけとは
葛餡(くずあん)は葛溜(くずだまり)とも呼ばれております。
蒸した料理あるいは茹でた料理の上からかけたり、下に敷いたりもします。
中国料理では溜(リウ)と呼ばれます。あんかけ御飯全般を烩飯(フイファン)とよび、中国やシンガポールをはじめとする華人のいる東南アジアの中華圏において広く食べられているんですね。
葛の代わりに、片栗粉を使うのが一般的ですが、この片栗粉はジャガイモ澱粉のものが普通です。
あんかけを上手に作る方法
自宅で簡単あんかけ
自宅であんかけ料理を作ろうと思ってもなかなかあんかけを上手に作れなかったり失敗する事であります。
みんな、あんかけ料理は大好きなのに、さて自分で作りとなると、うまくいかなかったりするのです。
では自宅で簡単にあんかけを作る方法を紹介します。
あんかけのあんを作るときの失敗の代表は次のようなものです。
「ダマになってしまった!」
「うまくとろみがつかない!」
コツは3つ
なめらかでとろみのあるあんかけを自宅で美味しく作るコツは3つあります。
①とろみをつけるための「水溶き片栗粉」は、汁が沸騰してから入れ始める。
②「水溶き片栗粉」はチョロチョロ、チョロチョロ、少量づつ入れる。
③が完成するまでお玉で混ぜ続ける。
これらを気をつけてあんかけを作りましょう。
では、実際にあんの作り方を紹介します。
<材料 1人分>
・だし汁、中華スープなど 200ml
・片栗粉 大さじ1
・水 大さじ1
<作り方>
① 鍋にだし汁(もしくは中華スープ)を入れ、中火で沸騰するまで加熱する。
② ①が沸騰したら、一度火を止めてからあらかじめ用意をしておいた水溶き片栗粉を鍋全体に回し入れるようにして加える。
③ 再び弱火にかけたら、だまにならないよう、木べらを使ってよく混ぜ合わせる。
ポイントは片栗粉1:水1も割合で事前に水と片栗粉を混ぜておくことです。
おすすめのあんかけチャーハンや焼そば
おすすめレシピを紹介
◼️ エビと小松菜のあんかけ焼きそば
炒めた中華麺に素材の旨みがつまったあんをかけた、あんかけ焼きそば。具材の小松菜を白菜に替えると、よりやさしい味わいを楽しめますよ。
◼️きのこと豆腐のあんかけ
和風だしをベースにした、まろやかな口当たりのあんかけ料理です。だしときのこの風味豊かな和風あんが、身体をぽかぽかあたためてくれます。えび、鶏挽き肉などを加えてボリュームアップさせて、主菜としていただくのもいいですね。
◼️きのこたっぷり和風あんかけ
ご飯にはキノコやニンジンをいれ炒め塩胡椒で味付けをし、卵もだし汁をいれふんわり和風味のオムライス。卵の上にあんをかけることでとろーりふわふわのオムライスの完成です。
あんかけ料理は焼きそばやチャーハン以外にも沢山あります。こんなあんかけ料理を寒い時に食べると体が温まって最高です。