スープカレーと聞いたら北海道、というのが連想されると思います。
ではなぜ、北海道にスープカレーが生まれたのでしょうか。
実は、最初はカレーのスープとして作った薬膳カリィだったのが、具材も入れた形で広まったそうです。
この記事では、そんなスープカレーの作り方と食べ方、そして、人気のお店を紹介しています。
北海道に行っても行かなくても、食べてみたいスープカレー、さあ堪能してください。
北海道で行ったら絶対にスープカレーを食べるべき
スープカレーが北海道発祥の地になった訳
今密かにブームで北海道が発祥の地でもある “スープカレー”みなさんは食べたことありますか?
何故北海道がスープカレーの発祥の地となったのでしょう。
まず、最初のスープカレーは1971年に札幌市中央区の喫茶店「アジャンタ」です。
アジャンタの創始者である辰尻宗男が家伝の漢方薬とスパイスを調合して薬膳スープを考案し、常連客から請われて、1日限定20食、常連客ごとに漢方の調合を変えて提供したと言われています。
当初はスープであり、具材は無くこの薬膳カリィが評判となり、数多くの店からアジャンタへ勉強に訪れるようになりました。
これがスープカレーの発祥と言われています。
スープカレーの特徴
スープカレーはカレー粉を使わないでつくる
カレーと聞くとカレー粉を使うイメージですよね!!
ところが、スープカレーはスパイスと野菜の旨味から作られるのです。
◼️ 特徴
スープカレーは、一般的なカレーと違ってスープ自体の美味しさを楽しむことが出来るのが特徴です。
カレー味はカレー粉で作られてるのと思いきや、ルーではなくスパイスのみでの味付けなのです。また、チキンレッグやシメジ・ピーマン・オクラといった具材を使っているのもスープカレーの魅力と言えます。
これらの具材を素揚げして、普通のカレーライスでは味わえない食感を持たせることで、スープカレーの美味しさを支えているのです。
スープカレーの美味しさを決め手になるのは「ベーススープ」と「スパイス」の二つになります。
ベーススープは、店によって鳥ガラや豚骨などバラバラですがまたそれも美味しいお店ならではのスープカレーができあがります。
店によって違う食べ方
とにかくきれいに食べることがマナーかも
店によっては、カレーのように、スープの中にご飯をすべて入れて食べることを勧めているお店もあります。これによって、ごはんにしっかりスープが染み込んで、カレーの味が味わえるからです。
残りが少なくなったごはんをスープに入れるように勧める店もあるのです。ちょっとマナーが悪いかなと思いがちですが、スープもすくいにくくなって最後にごはんを入れ他方がきれいに食べられるというわけです。
スープカレーの美味しい食べ方
流れを知って、北海道へ行こう
1. はじめに、ご飯を一口分、スプーンに載せます。
2. そのご飯をのせたスプーンを、スープカレーの中をくぐらせ、スープをしみ込ませて食べます。これを繰り返して食べるわけです。
3. 煮込まれたチキンや野菜等の具材を切り分けて食べます。そして、ご飯を食べる、という風に、交互に食べます。
4. スープが少なくなってきたら、ご飯をスープカレーの中に入れます。ご飯とスープが絡んでおじやになります。こうして、一滴残らず最後まで美味しく食べるわけです。
スープカレー人気店を紹介
札幌だけじゃない!旭川や小樽にも人気店が
北海道に行ったら一度は食べてみたいですよね!!
札幌がスープカレーの人気店が多いと思われますが、実は、旭川や小樽にもチョーがつく人気店があるのです。
では札幌、小樽、旭川で人気のお店をそれぞれご紹介しましょう。
◼️札幌人気店
「CURRY SHOP エス」
すすきの駅目の前にあるCURRY SHOPです。おしゃれな店内が人気のお店で、「タンドリーチキンと野菜のカレー」がお店の看板メニューです。
スパイスの味が染みこんだ自家製のタンドリーチキンが絶品なんだとか!大きめにカットされた北海道産の野菜も、食べ応えがあり人気の秘密です。
「サッロ スープカレー 浅野屋」
あっさり系のスープが特徴的な「サッポロ スープカレー 浅野屋」さんです。
札幌では珍しい、こちらのお店は黒い色をしたブラックスープカレーなどもありますが、おすすめは「やわらかチキンと14種の野菜カレー」。
その名の通りホロホロでやわらかいチキンと、ニンジン、ピーマン、水菜などのたくさんの野菜が入っています。とてもヘルシーなスープカレーです。
◼️旭川人気店
「奥芝商店 旭川亭」
奥芝商店 旭川亭は、昭和の雰囲気レトロな何処か懐かしい雰囲気のお店です。
ここのスープカレーは、スープの種類・カレーの種類・トッピングに加えて、ご飯も白米・玄米から選べるようになっています。
ヘルシー志向の人や、よりさっぱりとスープカレーを食べたいは、玄米のスープカレーすすめ。ただし、玄米は数量限定で平日しか扱っていないそうなので注意してくださいね。
「スープカリー OASIS」
こちらのスープカレー屋さんは、住宅街の一角にある、一軒家見た目はカフェのようなかわいらしい内装のスープカレー専門店です。
スープカレーに使え実家で収穫された野菜やお米を使った、体に優しいスープカレー人気のお店です。素揚げした色とりどりの野菜と、鶏ガラを使った5段階から辛さを選べるスープカレーとの相性が抜群です。
カレーと一緒にいただくご飯は白飯と黒米入りご飯から選ぶことができ、ヘルシーな黒米は女性に人気。
◼️小樽人気店
「スープカリー Kufuu」
普通のスープカレーもあるのですが人気メニューはカリー粥です。土鍋の中にスープカレーとご飯が最初に入って煮込まれており粥といってもご飯がやわらかくなっているわけではないです。
スープカレーはご飯が普通は別皿に盛られてくるので、スプーンで一口分すくって、スープに浸して食べるのがおすすめです。
「本格スープカレー 小樽アバンティ」
札幌から高速道路を使った場合、朝里インターから1分で着きます。
札幌で最初にスープカレーを始めたアジャンタの味をマスターが最後にオープンさせた店で36年前の味を引き継いだ老舗のお店です。
40数種類のスパイス・ハーブ・漢方をブレンドした不思議な美味しさが魅力のお店です。