仮想通貨は2021年も投機対象、ブロックチェーンの技術は応用が進む! - 桃色の雫
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仮想通貨は2021年も投機対象、ブロックチェーンの技術は応用が進む!

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仮想通貨と呼ばれるビットコインは、「通貨」としてはほとんど使われていないのが現状だそうです。

実は、企業が関心を持っているのは、仮想通貨の価値ではなく、ビットコインを生み出す基盤となった技術である「ブロックチェーン」をどう使うかなんだそうです。

なぜなら、ビットコインは通貨としての価値よりも、投機的な動きが大きくなってしまったのに対し、ブロックチェーン技術はどんどん活用範囲が広くなってきているのです。

この記事では、仮想通貨の現状、ブロックチェーンの仕組みと広がる可能性などを紹介しています。

これからも目が離せない、ブロックチェーンだと思います。

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ブロックチェーンが注目されている

ますます投機的になる仮想通貨

暗号通貨ビットコインなどの仮想通貨をめぐる動きは異様きわまりないと言っていいでしょう。

また、日本を中心に個人投資家が次々と手を出したことによって、価格も異常に急騰してしまい、時価総額がわずか1年で23倍以上、約2940億ドルにまで膨らんだといわれています。

さらに、ビットコインの世界の取引の4割が日本円建て担っているのが現状で、値上がりを期待する個人が増え続けるわけです。

個人取引の9割以上は決済手段としてではなく、投機目的だとされていて、ビットコインが、値動きの変動が大きすぎて、通貨としては全く機能しない、と見立てが一般のようです。

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暗号技術だけは見逃せない

応用範囲が広がる可能性を秘めている

今、幅広い業界で急速に関心が高まっている技術が、ビットコインなどで使われている「ブロックチェーン」のテクノロジーです。

世界中の金融業界も、ブロックチェーンの技術には注目していて、将来の金融取引での利用が進む可能性は十分あるそうです。

ブロックチェーンの本質

ビットコインの本質的な意義は、新たな金融商品などではなかったのです。それは、ブロックチェーンという分散台帳技術なんですね。

ようするに、一般通貨のような改ざんはブロックチェーンのデータのやりとりにおいては、絶対にできないといわれています。

改ざんできない理由

ブロックチェーンでは、ネットワーク内での取引の記録を「ブロック」と呼ばれる塊にすべて格納します。

そのとき、取引の記録といっしょに、1つ前につくられたブロックの内容を示すハッシュ値と呼ばれる情報を暗号として格納するんですね。

もしだれかが、過去に生成したブロック内の情報を改ざんしようと試みると、改ざんしたブロックから算出されるハッシュ値も以前と違ってきます。

すると、続くすべてのブロックのハッシュ値も変更しなければならないので、それが不可能になるという仕組みです。

高度な技術ゆえの弱点も

応用分野によっては克服可能

ブロックチェーンは暗号技術としては、突出したものですが、調べてみると技術面でまだまだ課題が残っているといわれています。

たとえば、トランザクションの分野での課題です。トランザクション性能とは、毎秒どれだけ処理が出来るかの指標で、tpsで表されます。

世界的な決済手段であるクレジットカードのVISAのトランザクションは4,000~6,000tpsと言われています。

それにたいして、ビットコインのトランザクションは、たったの7tpsに過ぎません。それくらい性能が低いそうです。

じつは、このことは、パブリック型のブロックチェーンに共通する特徴なんです。すなわち、誰でもブロックチェーンのネットワークに参加できる仕様があるからなんですね。

ただし、プライベート型でブロックチェーンをつかえば、ネットワーク参加者を制限しているので、トランザクション性能を1,000tps程度まで上げることが可能になるといわれています。

これでも、既存のクレジットカード決済には及びません。したがって、世界的な決済手段として利用することはまず、不可能だそうです。

注目されるブロックチェーン

どんどん広がる可能性

高い応用性や安全性、そして、コストの低さから、いまやブロックチェーンはさまざまな方面から注目を浴びている技術なんです。

例えば、ヨーロッパでは身分証明書を持っていない難民の生活を支援するためのデータ管理として、ブロックチェーンが利用されているそうです。

プリペイド式のマスターカードを配布し、ブロックチェーンによって取引が管理しているのです。

すると、銀行などを通さずに個人間で送金もできるし、マスターカードが使える店舗や銀行のATMでも使用でき、光熱費や家賃、給与の振込などにも使えます。

そして、そのやりとりのすべてはブロックチェーンとして、すべて管理されているというわけです。

医療分野での活用も期待されていて、患者の医療情報をブロックチェーンの台帳に記録していきます。

各種検査の結果やレントゲン画像、処方箋などの情報が、患者の診療記録として記録漏れされることもなく、さらに、他人の改ざんできない状態で蓄積されていくわけです。

ブロックチェーンの進化

ただ、なぜブロックチェーンの必要があるのか、という疑問も起こってきます。従来データベースで構築したシステムでも、問題なく運用できそうに思いますね。

これは、日本国内だけなら、そういうことになりますが、グローバルに目を向けると、ブロックチェーンへの見方が変わル可能性があるのです。

たとえば、製造業において、部品の管理をするときにそれぞれの資材や部品についての情報管理は極めて複雑になるのです。

そこにブロックチェーンのテクノロジーを使えば、サプライチェーン全体の流れを正確かつ効率的に記録できる可能性が出てくるというわけです。

変容するブロックチェーンの役割

ブロックチェーンは、もともとはビットコインという通貨のために生まれたものです。しかし、ビットコインが通貨から投資商品へと変貌するのと同様、ブロックチェーンも当初の役割を越えてきているのです。

今後、セキュリティや秘匿性の優秀性から、ますます多様な分野においてブロックチェーンのテクノロジーが利用されていくと考えられているわけです。

科学の発展と情報技術
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