個人戦と団体戦がある競技大会
個人戦
個人戦はトーナメント方式で、全日本かるた協会の主催大会では、5階級(A級~E級)に分かれて実施されています。
下位の級でいい成績をおさめれば、上位の級に昇級することができるそうです。もちろん階級が上がるほど、求められる成績も厳しくなるわけです。
団体戦
団体戦は個人戦とは違い、大会によって進め方が異なるようです。高校では「全国高校選手権大会(団体戦)」ですね。
全国高校選手権大会(団体戦)は、5人形式で3勝した方が勝ち点を獲得するルールになっています。選手登録は主将~八将までの8名までを配置します。
8人の中から対戦ごとに5名の対戦順を決めるわけですが、対戦相手の配置は事前に分からないため、この配置が重要な駆け引きなんですね。
主な全国大会
・名人戦・クイーン戦
・全国かるた競技選抜大会
・全日本かるた選手権大会
・全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会(いわゆる、かるた甲子園)
・全国職域学生かるた大会
・全日本かるた大学選手権大会
級位・段位
全日本かるた協会では級位・段位を決めています。級位は大会に出場するクラスを指し、段位は実力により与えられるものです。
・級位:A級~E級
・段位:初段~十段
かるた競技に必須の「決まり字」
覚え方は工夫と努力のみ?
百人一首は平安時代のイメージが強いですね。しかし、七世紀の天智天皇から始まって、十三世紀の順徳院までの、なんと、約600年間に渡っているんです。
百首の順番は、だいたいの本でも統一されているのが、おおまか歴史順です。ようするに、原則は、前の方ほど古い歌が配列されているわけです。これが歌番号順です。
決まり字はかるた遊びから
「一字決まり」の場合は、一般に頭の1文字を取って、「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と覚えるのが多いようです。