夏の暑さも遠のいて、山へ出かけるにも気持ちのいい季節で、自然の中にいて家族の絆も深まるのが果物狩りです。
みずみずしい梨は果物狩りの中でも高級感があって、人気です。
この記事では、梨狩りで美味しい梨を取るコツ、持って行って便利なグッズ、梨の種類によって変わる梨狩りの時期の紹介をしています。
家で食べるものとは一味も二味も違ってくる、さあ、梨園に出かけましょう。
梨狩りにおすすめの時期はいつ頃?
梨狩りで食べる梨の味は格別
梨は夏から秋の味覚として、大人から子どもまで、とても人気のある果物ですね。みずみずしい果肉は梨の独特の風味になっています。
おいしい梨がスーパーや青果店に並び始めるのを今か今かと夏の暑い時期から楽しみにしている人も多いかもしれませんね。
家で冷蔵庫で冷やして、食べる梨も格別ですが、梨の本当のおいしさを楽しみたいのなら、梨狩りに出かけてみることを考えたらいかがでしょうか。
梨狩りの魅力は、スーパーでは絶対に手に入らない、完熟の梨を味わえることです。収穫の直前まで、たっぷり栄養をもらった梨は、甘みと香りが強いそうです。
梨狩りのシーズンが待ち遠しい
自然の中で熟していく
梨は保存期間が短く、すぐに痛んでしまいます。きちんと熟しているかどうかを見極めて、収穫しなければせっかくの梨狩りが台無しです。
品種ごとに食べ頃が少し違うので、梨狩りの場所がどの品種かを確かめて、一番いい時期を考えましょう。
・20世紀梨…8月中旬~9月上旬
・幸水…7月頃
・新高…9月下旬~10月下旬
・豊水…8月中旬~9月中旬
・南水…10月初旬
梨狩りならではの楽しみ方
他では味わえない体験で思い出づくり
果肉が固くてもぎとりやすいので、実をつぶしてしまう心配がありません。小さなお子さんでも気軽に収穫にチャレンジできます。
また、梨狩りで取る梨はふつう屋外で栽培されているので、ハウスのように熱がこもりません。木々のすき間から差し込む太陽の光も気持ちいいし、涼しい風も吹き抜けるでしょう。
便利な持ち物と注意点
梨狩りは、季節の変わり目に屋外で楽しむ活動ですが、特別な道具は必要ありません。あると便利なアイテムはいくつかあるので、持っていったらいいでしょう。
・ウェットティッシュ
もぎたての梨はみずみずしさたっぷり。皮をむくときに手がベトベトにならないように拭き取れます。
・果物用ナイフ
これは、念の為に持っておくと安心でしょう。
・日焼け止め
屋外なので、容赦なく日差しが照りつけますから、必要に応じて準備します。
・雨具
山際になるので、突然の雨が降るかも知れません。
・虫よけスプレー
農園には、蚊や虫がいっぱいいます。これは必需品ですね。
梨の旬はいつ?
果物は旬に食べてこその味わいがある
梨は、熟すにつれて果皮の色が濃くなっていくものです。したがって、遠目から複数の梨を見比べてみて、黄色から茶褐色になったものを探したらいいいでしょう。
また、梨の表面にある果点といわれるつぶつぶした点を見ます。果点がくっきり見えるのは、未熟で、適度に果点がぼやけたものも完熟だそうです。
梨をもぎ取るときは、下から片手でしっかりと持ち、そのまま横から上へひねるように持ち上げたらうまく取れます。
幸水や豊水などの「赤梨」は赤みが出てザラザラした斑点がなめらかになる頃が食べ頃です。
二十世紀などの「青梨」は少し黄色が濃くなった頃が収穫時でです。いずれにせよ、比較的大きめな梨を選ぶほうがいいみたいです。
日本の梨は日持ちしません。保存は冷暗所でせいぜい3~4日、冷蔵庫でも1週間~10日です。