みなさん、ピザの日ってご存知ですか。
なんでも、〜の日、って決めたい国民性もあるのでしょうが、このピザの日は、発祥の国で決められたものですから、これは本物ですね。
そして、そのきっかけになったのが「マルゲリータ」。
これを聞いただけで、食べたい、と思う人も多いでしょうね。
この記事ではピザの日の由来、ピザを食べる方法が見事な勘違いだということを紹介しています。
ああ、もうピザが食べたくなってきましたね。
意外と知らないピザの日について
ピザの日の由来について
宅配ピザの影響で日本でも国民食になりつつあるピザですが、元々はイタリアの料理です。中でもマルゲリータはトマトの赤、バジルの緑、チーズの白でイタリア国旗を表していると言われています。
このマルゲリータピザの名前の由来になったのがマルゲリータ王妃です。19世紀にイタリアを統一したサヴォイ家の王妃だったマルゲリータは1889年にナポリを訪問します。
その記念に、当時、有名だったピザ職人がイタリアの国旗をイメージして献上したピザがマルゲリータピザのはじまりと言われています。
そしてピザの日の11月20日はマルゲリータ王妃の誕生日なのです。今でもイタリア国民に広く愛されているマルゲリータ王妃の誕生日は、ピザの日に相応しいと言えるでしょう。
世界のピザについて
チーズたっぷりシカゴピザの魅力
ピザと言えばイタリア料理のイメージですが、アメリカに渡ってからは宅配ピザとして進化を遂げました。そしてついに、アメリカオリジナルのピザまで誕生することになったのです。それがシカゴピザです。
通常、ピザの生地は円形で平たいものを使用します。しかし、シカゴピザの生地はタルト生地のように縁に高さがあります。そこにたっぷりとチーズを注ぐのです。
その味わいはチーズの洪水とも言われ、チーズ好きに愛されています。
意外と知らないピザのルール
1人1枚の原則
日本では、宅配ピザを注文し、大勢でワイワイ食べるのがピザのイメージだと思います。しかし、これは宅配ピザを生み出したアメリカの影響なのです。パーティが大好きなアメリカ式は、この食べ方がメジャーな食べ方なのです。
しかし、本場イタリアのピザは違います。そもそも、ピザは一般的なリストランテでは提供されず、ピザの専門店でもあるピッツアリアに行かなければ食べることはできません。
日本で例えるなら、ウナギを食べるならウナギ屋さん、お寿司を食べるならお寿司屋さん、天ぷらを食べるなら天ぷら屋さんと言ったところでしょうか。
さらに、提供された1枚のピザは1人で食べるのがルールなのです。取り分けたりすると嫌な顔をされるので日本人は注意が必要です。
ピザは手で食べてはいけない
ピザはナイフとフォークで食べましょう
ピザは手で食べるのが当たり前と思っていませんか?これも宅配ピザをみんなで食べるために広まった誤解です。
そもそもイタリアで提供されるピザは、6等分や8等分に切り分けられていません。このカットも、宅配ピザで広まった習慣なのです。
切り分けられていないピザを食べるには、ナイフとフォークが欠かせません。肉料理のようにナイフとフォークを使って上品に食べるのがイタリアでのピザの食べ方なのです。
手でちぎって、手で食べる何てことをすると、野蛮な人だと誤解されてしまいます。注意してください。