ソフトダーツ上達への道のり
「プロライセンスの取得のハードルは意外と低い!?」
ソフトダーツにかなり熱中し始めた人たちが必ず通る道というのが、「動画サイトでソフトダーツのプロ選手の試合を見る」ということでしょう。
ここでは、ソフトダーツのプロになるための道のりや、プロ選手が実際にはどのくらい稼いでいるのかをご紹介致します。
ダーツのプロライセンス
ダーツのプロへの道は2つ
日本のソフトダーツ界においてプロになるためには、以下のプロ団体のプロテストに合格し、ライセンスを取得する必要があります。
・PERFECT
・JAPAN
「PERFECT」はスポンサーにPHOENIXが専属でついており、開催される大会はすべてPHOENIXの機械で行われます。PHENIXのテスト内容は、書類審査、筆記試験、実技試験と別れており下記の内容をクリアすればライセンスの取得が可能です。
書類審査
・経歴
・作文「私にとってダーツとは」(2018年9月現在のテーマ) 800字以内
筆記試験
・ダーツの基礎知識(100点満点中70点以上)
実技試験
・男子
・501を5レッグ中に1レッグクリアで合格
条件①24ダーツ以内
条件②ダブルアウト
条件③セパレートブル適用
・女子
・701を5レッグ中1レッグクリアで合格
条件①30ダーツ以内
条件②マスターアウト
条件③ファットブル適用
「JAPAN」はスポンサーにDART LIVEが専属でついており、開催される大会はすべてダーツライブの機械で行われます。
JAPANのテスト内容は、筆記試験、実技試験と別れており、書類審査はありませんが、実技試験のハードルが格段に高いことを考えると、PERFECTのライセンスを取得するほうが容易であると思います。
筆記試験
・SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN規定から出題
実技試験
・男子
・SHOOT OUT 5500点以上
・701を2連続でクリア
条件①21ダーツ以内でクリア
条件②マスターアウト
条件③セパレートブル適用
・クリケットカウントアップでスタッツ5.1以上を2連続でクリア
・女子
・SHOOT OUT 4500点以上
・501を2連続でクリア
条件①18ダーツ以内でクリア
条件②マスターアウト
条件③ファットブル適用
・クリケットカウントアップでスタッツ3.5以上を2連続でクリア
男子の例で考察してみると、PERFECTは、8ラウンドで501をクリアとすればよいので、BBフラレベルでクリアできると考えられます。
しかし、JAPANの701を7ラウンドでクリアするためには、Aフラ以上の実力が必要となりますし、2回連続クリアする必要があるため、確実にプロのライセンスを取得しやすいのは、PERFECTであると言えるでしょう。
プロ選手の年収は?
ソフトダーツはまだまだマイナースポーツ
世の中にはたくさんのプロスポーツ選手がいます。日本のプロ野球選手の年収は平均3500万円以上で、多い選手でなんと5億円にもなりますが、ソフトダーツはまだまだ世界的に見てもマイナーなスポーツです。
したがって、日本人の平均年収は20万円と一般的なサラリーマンと比較しても低く、一流のプロダーツプレイヤーでも、1500万円~2000万円と、プロ野球選手と比べると劣って見えてしまうかもしれません。
プロ選手の年収の内訳は以下となっています。(一流選手)
・トーナメント賞金
・スポンサー契約料
・ダーツグッズなどのモデル
・ダーツショップやダーツバーでの給料
多くのプロダーツプレイヤーは、トーナメント期間以外は、ダーツショップで社員として働いていたり、ダーツバーの店員として働いていることが多いのが実情です。
以上のように、他のスポーツと比較すると、プロライセンスの取得は、ソフトダーツは比較的にハードルが低いと感じます。
しかし、一流のダーツプレイヤーとして賞金やスポンサー契約料などのプロとしての活動だけで生計を立てるには、並大抵のダーツスキルでは困難なのではないでしょうか。