育毛剤のトップランナー、ミノキシジルとは?
薬の副作用から生まれた薬だった
薄毛の悩み、人それぞれですが、気になる人にとっては、どこまでも気になるのではないか、と思うんですね。
年相応の薄毛、禿げなら、そんなに深刻にならなくても済みますね。
でも、まだ若いのに、と思える30代はじめなんか、頭頂部がうっすらしているだけで、気になって仕方ないということです。
このミノキシジルとは、製薬会社のファイザーが1980年代に開発した育毛薬です。
実は、もともと、この薬は血管を拡張させ、血圧を下げる効果がある薬としてアメリカで使われていた薬だったのです。
ところが、この薬を使い続けると、髪の毛がやたら増えてしまう、という副作用の事例が多く報告されたそうです。
そして、この成分で多毛になることから、脱毛症に効果があるのではないか、ということに目をつけ、治療薬として使って見るようになったそうです。
今では、この成分がはいったものが、リキッドタイプや経口タイプそれぞれで発売されるようになったわけです。
効果はどのくらいあるのか
継続は力なり!
もともとミノキシジルとは血管を拡張して血行を促進する効果によって、高血圧の治療に使われていたものです。
それが脱毛をストップさせ、発毛効果があるとわかったのは事実ですが、実は、その発毛効果については、はっきりとわかっっていないそうです。
海外のものは濃度が高く手に入れやすいようです。
そのために、高濃度の方がすぐに効果があると期待してしまいがちですが、残念ながらすぐには効果は得られません。
逆に、副作用が起こる可能性が多くなります。
さらに、ミノキシジルの育毛剤は生え際には効果がありません。
頭頂部の薄毛にのみ効果があるということも知っておかないと残念なことになります。
使用中の副作用に注意
外用薬と内服薬で副作用がちがう
なんの薬でも副作用はつきものです。ミノキシジルを使っている育毛剤でも同じです。
外用薬の副作用
ミノキシジルを含んだ外用薬の育毛剤では次のような副作用があると言われています。
・頭皮の湿疹
・発赤
・かゆみ
・胸の痛み
・むくみ
これらは基本的に塗布したところにでしか現れないそうです。
内服薬の副作用
・動悸
・めまい
・不整脈
内服薬の方が、血流にのって全身に成分がいきわたってしまうのでこういったさまざまな影響が出やすいそうです。
特に、循環器系の副作用が多いのが特徴です。
持病などがある人はかならず主治医や薬剤に相談してから使用する必要があるということです。
自分にあった方法で
副作用がでたら使用中断
ミノキシジルを含んだ育毛剤は、インターネットや町のドラックストアなどで簡単に手に入れることができます。
ですが、簡単に手に入れられる分、使用法は慎重にしなければなりません。
もし副作用がでたら、まずは購入したお店の薬剤師に相談するのが一番安心です。
これくらい、と我慢して、そのまま使っていくともっと副作用がひどくなるかもしれません。
ミノキシジルの出現によって、薄毛も昔に比べたら治療をするのも手軽になってきました。
だからこそ自分の体と相談して副作用がないように薬を使用していった方がいいわけですね。