偏平足と土踏まずの痛み
偏平足かもしれない
長時間の立ち仕事や肥満が原因で偏平足になることがあります。
扁平足とは
偏平足とは土踏まずがなくなり、足の裏が平坦になってしまう症状です。
偏平足になっても、痛みを伴わなければ、特に通院などの必要はありません。
土踏まずとは
人間は、生まれた時には全員が偏平足です。そして乳児期に歩きはじめるとともに、土踏まずが形成されるのです。
この土踏まずのアーチは体を支える基本構造でもあります。ですから、偏平足になってしまうと膝や腰にまで影響を及ぼす危険があるのです。
偏平足の原因は、運動不足と履いている靴や歩き方だと言われています。
デスクワークが中心で余り歩かない人は要注意です。またヒールやパンプスを履いている女性も注意が必要です。また内またで歩幅が狭い人も偏平足になりやすいと言われています。
偏平足の解消法
偏平足を解消するためのトレーニング
実は、偏平足は、簡単なトレーニングで解消することができます。
指の曲げ伸ばし
オフィスでも簡単にできるトレーニングは、靴を脱いだ状態で、足の指を曲げて「グー」の状態にします。
その後、足の指を大きく開いて「パー」の状態にします。これを1日10回、3セットを目安に行うことで、そのうち、偏平足は解消してきます。
タオルを使った方法
また床にタオルを敷き、その端を足で踏み、足の指の曲げ伸ばしだけでタオルを引き寄せるようにするのです。タオルギャザーというこの方法は、偏平足解消の有名なトレーニングです。
形だけの問題ではない
足の裏が平坦だからと言って、即、偏平足という訳ではありません。足の裏に筋肉がついて平坦になっている可能性もあるのです。心配なようであれば専門科医に相談することをおススメします。
足底筋膜炎と足の裏の痛み
足の裏が痛くなる症状の原因
足底筋膜炎も足の裏の痛みとして有名です。土踏まずより中央ややかかと寄りが痛い場合は、足底筋膜炎の可能性が高いです。
足底筋膜炎は、偏平足が原因で引き起こされます。またスポーツや長時間の立ち仕事、足に負担のかかるヒールなどを履いていると引き起こされる病気です。
足をついた時に痛い、かかとをついたら痛い、歩行や運動をすると痛いなどの症状がある場合は、足底筋膜炎の可能性があります。
足の裏が痛くなったら
足底筋膜炎の治し方
足底筋膜炎は、その名の通り筋膜の炎症です。ですから、安静にすることが一番です。しかし、歩かない訳には行きません。
歩く場合には、スニーカーなどを履くようにして、足に負担がかかるヒールやパンプスは避けるようにしましょう。
ストレッチも効果的です。偏平足に効果的な足の指の曲げ伸ばしも効果があります。
マッサージは危険
しかし、土踏まずや痛みのある個所をグイグイと押してマッサージするのは危険です。症状が悪化する危険性があります。
寝る前に、足の裏に消炎鎮痛効果のある湿布などを貼っておけば、翌朝に症状が改善していることもあります。