余寒見舞いは寒中見舞いの次でなおかつ最後のチャンス
これ、出す時期が違うので間違えないようにね
暑中見舞いって夏の暑いときに出しますよね。さて、暑さも一息ついたらどう言いますか。
そう、残暑見舞いです。これを出す時期を間違えると、少しおかしい便りになってしまいますね。
余寒見舞いはそれと同じようなものです。寒中見舞いの続きが必要なんです。これで、春までの季節の便りは万全です。
というより、年賀状が出せなかったときの、寒中見舞いを出し忘れても大丈夫ですね。
寒の入りから寒の明けまでは寒中見舞い
寒の明けは立春
寒中の寒さが最も厳しい時期を過ぎる時期、二十四節気では小寒から大寒、そして、立春に至るまでが寒中見舞いの時期になります。
そして、立春を迎えてから、いまだ寒さが続く時期に、相手を気遣って送る見舞いということになります。
余寒見舞いは寒中見舞いと同じように使えます。喪中で年賀状を欠礼したときの挨拶状ですよね。
二十四節気とは何?
寒入り、寒中、寒明け
二十四節気では「小寒」から「大寒」までの15日間と「大寒」から「立春」までの15日間を合わせた30日間を「寒中」「寒の内」というんです。
・小寒=寒入り
1月5、6日頃です。寒入りから寒明けまでが30日ありますが、その前半の15日間のことですね。
・大寒
1月20日頃です。小寒が明けて立春までの間の15日間が一年で最も寒い時期ですね。
・立春
この日が寒明けです。2月4日頃になります。暦の上では春が始まることになります。この日が一年の始まりと言うことになり、八十八夜、二百十日、二百二十日などはこの日からかぞえます。
・寒中見舞い
松の内(1月7日まで)が明けて、一番寒いころとされる「立春」(2月4日頃)までの間に出すものですね
・余寒見舞い
立春を過ぎたら「余寒見舞い」です。余寒見舞いを出す期間としては、一般的には立春から2月末日ごろまでです。
余寒見舞いの書き方は?
厳寒期に相手の健康を気遣う便り
1.季節の挨拶
余寒お伺い申し上げます、といった決まり文句を書きます。
2.内容
先方の安否をたずねる言葉、自身の近況を伝える言葉、先方の無事を祈る言葉と続きます。
3.日付
日付は「○○年○月」のみでもいいみたいです。
・気をつけること
「拝啓」などの頭語や、「敬具」などの結語はいりません。喪中の相手に出す場合は、賀詞やおめでたい言葉は避けたほうがいいですね。