糖質オフの食材が次々登場
糖質制限を始める前に
経口血糖降下剤やインスリン注射をしている人や、腎機能障害、活動性すい炎、肝硬変などの病気を持つ人が糖質制限をすると、とても危険だと言われています。
それは、糖質制限を行う事で、低血糖状態になってしまう事があるそうです。きちんと医師と相談する必要があるわけです。
糖質とは?
甘いものだけが糖質ではない
普通、糖質と言うと甘いものを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は、それだけではありません。
米やパン、麺類、餅、煎餅、シリアル、トウモロコシといった穀物由来のもの。ケーキ、まんじゅうなどの甘いもの。ジュース、
さらに、ジャガイモやニンジンなども糖質の多い野菜です。そして、果物や蜂蜜、天ぷらなどの衣も糖質です。
糖質は炭水化物の一部
二つの要素からなる糖質
炭水化物とは、人が消化吸収できる「糖質」と消化できない「食物繊維」の二つから成り立っているそうです。
この炭水化物は人の体の重要なエネルギー源の一つになることはもちろんですが、脳や神経の活動をも左右するとても大切なエネルギー源にもなるのです。
ということは、制限は行わない方がいいのでは、と思うはずです。要するに、バランスの良い食事を行う事だと想像できるはずです。
なぜ糖質制限ダイエットを行うのか?
二つの理由とは
1.脂肪を減少させる
糖質を制限すると、体内にある中性脂肪がエネルギー源として利用されます。体のなかで糖が足りなくなると、体内に蓄積されていた中性脂肪が分解されるので、結果的に脂肪の減少につながります。
2.血糖値の上昇を抑える
糖質を制限すると血糖値の上昇が抑えられます。それによって、血糖値の上昇に比例して分泌されるホルモン「インスリン」の分泌も抑制されることになります。
インスリンの分泌量が少なければ、それだけ糖が脂肪細胞に取り込まれなくなります。その事で痩せやすくなるといわれています。
糖質制限の効果
即効性のあるダイエットに
糖質を制限すると上記でも説明した通り、インスリンの分泌量が抑えられます。そん結果、より痩せやすくなるということです。
また、高血糖、脂肪異状、肥満といった症状の改善、アンチエイジングや美肌の効果、貧血改善といった効果があると言われています。
糖質制限ダイエットのデメリット
別の栄養を取りすぎる
糖質を抜くとその分、他の栄養素で補う事になります。普通、糖質は一般的に私達が一日でとる栄養素のうち50〜65%のエネルギー源になります。
それを制限するとなると、ほかの栄養素で補おうということになります。例えばタンパク質で補うと、内臓疲労や尿路結石、そして腸内環境の悪化にもつながるそうです。
また、脂質で補うと、脂質のとりすぎによって、肥満や脂質異常症を引き起こすことになるそうです。
さらに、脂質のとりすぎが突然死の原因にもなります。肥満や脂質異常症を長く放置していると、動脈硬化が進むことになります。
その結果、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こす原因になってしまうわけです。