ジーンズとデニムの呼び方の違い、語源と由来、国産のブランドが人気になった理由とは? | 桃色の雫
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ジーンズとデニムの呼び方の違い、語源と由来、国産のブランドが人気になった理由とは?

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ジーンズとは、デニムなど、厚手の生地素材を使って作ったパンツ=ズボンのこと。

原型は、リベットなど金属製付属品で補強し、ヨーク等を使った直線的な型紙を用いて、、特殊なミシンで縫い上げています。

頑丈で効率的な縫製はインターロックや巻き縫いなどと呼ばれ、ジーンズの構造を特徴付けています。

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ジーンズの原型

標準アイテムに成長

1871年にヤコブ・デイヴィスによってリベット補強の技術が発明されました。これが、当時またたく間に大評判になったそうです。

それをデイヴィスはリーバイストラウス社と共に、特許申請したのです。これが1873年に認められて、リーバイスジーンズが誕生したわけです。

この世界初のジーンズによって、リーバイストラウス社はワークウェアのトップメーカーになりました。

そして、1890年に「501」が誕生、ジーンズが採鉱業者やカウボーイから支持されるようになります。

これを見て、リーが登場し、成功を収めたのです。

50年代のハリウッド映画でマーロン・ブランドがリーバイスのジーンズを身に付けて登場し、ジーンズは大流行、同時に不良のはくものというイメージが定着していきます。

60年代になると、リーバイスがホワイトリーバイスを展開します。これをアイビーリーガーが支持します。、

ブルージーンズの不良イメージがなく、頑丈でいて品格と知性を備えた商品は、学生たちに支持されたわけです。

やがて、カジュアルウェアとして着実に浸透し、ファッションアイテムとしてもさまざまな可能性を広げていったのです。

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国産ジーンズの誕生

デニム生地を輸入

国産ジーンズ第一号は、CANTON=キャントンです。1963年に大石貿易がアメリカのキャントンミルズ社からデニム生地を輸入開したものが始まりなんですね。

さらに、ジーンズの製造販売を開始したことが日本のジーンズの歴史の始まりになります。

西日本では、BIG JOHNの前身である、マルオ被服が生産を請け負ったそうです。国産ジーンズとして、生産された最初は、こちらのBIG JOHNで、マルオ被服製だったとそうです。

若者のジーンズ離れ

ここ10年で若者のジーンズの売れ行きは3割も減ったそうです。世界中で愛され続けているジーンズが、日本国内では生産量が10年間で3割減少したというのです。

日本に数多く存在したジーンズメーカーですが、軒並み業績を下げています。五大ブランドもかなり危機的状況です。

エドウィン、リーバイス、ビッグジョン、ボブソン、ラングラーの五大ブランドで、リーバイスを残して全て経営破綻に陥りました。

原因として第一に挙げられるのは、ボトムスが多様化し、チノパンやカーゴパンツ、スウェットパンツといったものがアイテムとして浸透しているのです。

ようするに、ボトムスの選択肢としてのジーンズは絶対的な存在ではなくなったというのが現状なんですね。

また、ユニクロやH&Mなどのファストファッションブランドが台頭して、ジーンズ販売がデニムメーカーだけの独占ではなくなったと言うことです。

デニムのルーツ

フランス生まれのセルジュドゥニーム

南仏にニームという街があります。ここは、古代ローマ帝国の遺産が残っているそうです。

17世紀の頃、ニームは絹の織物業が盛んになりました。ここで作られた織物は総称して、セルジュドゥニームと呼ばれていたそうです。

その後、絹織物から綿織物へと変わっていって、綿の丈夫な生地が作られるようになったんですね。

そして、18世紀には、イタリアのジェノバを中心とし、このセルジュドゥニーム輸出されていったのです。

ジーンズのルーツは、イタリアのジェノバ

ニームの織物生地は、ジェノバを中心に輸出されていました。ジェノバの船乗りは、その生地を使用した衣類を着用し、その生地を輸出していたと考えられるのです。

ジーンズの定義はデニム生地を用いたズボンということになっています。元をたどれば、ジェノバの船乗り達がはいていたズボンの総称がジェノイーズと呼ばれ、訛ってジーンズとなるわけです。

インディゴ染めされたセルジュドゥニームは、イタリアを経て新大陸アメリカへ渡り、そして19世紀に、あのリーバイ・ストラウス氏の手元に行き、そこでリーバイスが誕生したというわけです

ファッションコーデに欠かせないデニム

デニムの定義

デニムとは、経糸に色糸、緯糸に白い糸を使って経糸3本に緯糸1本の割合で織られた綾織の生地だそうです。

とすると、真っ黒なパンツをブラックデニムと呼ぶのはおかしいわけですね。

さらに、真っ白なホワイトデニムもアウトです。

ただ、ファッションというのはアウトローなのが魅力という側面もありです。

ただ、最近のデニムシャツは若干違うそうです。というのは、このシャツに使われている生地はシャンブレーとかダンガリーなんだということです。

ダンガリー

経糸に白い糸、緯糸に色糸を使って織られた綾織の生地 で、デニムと経緯が逆になった生地です。見た目がデニムとほとんど変わらないそうです。

シャンブレー

経糸か緯糸のどちらかが色糸でどちらかが白い糸で、これを平織にした生地です。
シャンブレーは経糸と緯糸が一本ずつ交差しているので、白い糸が半分表面に見えます。そのせいで色がぼやけて見えるのが特徴です。

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