仮想通貨FXが今、投資家の中で人気になりつつあります。
簡単に言えば、FX取引の仮想通貨版と思ってもらえばいいでしょう。
FXとは実際に海外の通貨を売ったり買ったりして利益を出す投資方法です。
株式投資に比べて簡単であることなどが人気となっています。
仮想通貨でFXを行うには
仮想通貨FXって何だろう?
書店に行けばFXについての書籍がいっぱい販売されていることからも人気のほどがうかがえるでしょう。
仮想通貨とは、紙幣や硬貨のように実態を持たないデジタルデータの通貨の総称です。
紙幣や硬貨は国の中央銀行が価値を保証して発行していますが、仮想通貨は国の保証はありません。
ハッキングなどの危険にさらされていて、データが消失する危険性も秘めています。
仮想通貨FXの魅力はどこに?
FXは不景気でも利益が出せる
FXが株式投資に比べて人気なのは、不景気でも利益が出せることにあります。株式投資の場合、不景気になると株価が値下がりするので利益を出すのが難しくなります。
FXの場合は通貨が今後、上がるか下がるかを予想して投資をするので、上がっても下がっても利益を出すことができます。
仮想通貨FXもこの良さを引き継いでいます。そして最大の魅力は価格の変動が大きいことにあります。大きく上がるもしくは大きく下がれば、大きな利益を出すチャンスになります。
もちろん、その分、大損をする危険性もはらんでいますが、投資家はリスクを回避するリスクヘッジを行っているものです。大きな価格変動をするということは、むしろチャンスであると言えるでしょう。
まず必要な資金としての「必要証拠金」
必要証拠金とは
必要証拠金とは、仮想通貨FX取引をするための担保金のようなものです。この必要証拠金がなければ仮想通貨FXをすることはできません。
必要証拠金は通常のFX取引でも使用されています。必要証拠金は利用する仮想通貨取引会社の設定する証拠金率によって異なります。
証拠金率10%の仮想通貨取引会社を利用していたとします。そうすると計算式は以下の通りになります。
・注文価格×数量×証拠金率10%=必要証拠金
例えば1万円の仮想通貨を10玉購入するとします。すると計算式はこうなります。
・10000×10×10%=10000
この場合、必要証拠金は1万円ということになります。
仮想通貨FX取引時には注意しておきたい証拠金維持率
ロスカットを防ぐことが重要
証拠金維持率は、仮想通貨FXで取引をする際に注意しておかなければいけない指数です。計算式は以下の通りです。
・証拠金維持率=時価評価総額/必要証拠金
証拠金維持率は、保有する仮想通貨がプラスの間は特に意識する必要はありません。マイナスになり含み損がある場合には要注意です。
含み損が大きくなり証拠金維持率が一定の値を下回ってしまうとロスカットの対象になってしまうのです。
ロスカットとは、現在の価値で強制決済することです。マイナスであればその時点で損が確定することを意味します。
これを防ぐには、証拠金を振り込んで証拠金維持率をキープする必要があります。寝ている間に価格が大きく変動する場合もあるので、常に余裕を持っておく方が良いでしょう。