みそ汁は、日本の伝統食材である味噌を使った料理です。鎌倉時代に武士の食事として誕生したという説があるそうです。
そうなると、歴史は700年以上になり、日本人の健康や食文化には欠かすことができないものになってきたと言えるでしょう。
みそは、さまざまな健康効果を持つ大豆の発酵食品です。一般的な効果としては、生活習慣病の予防や、疲労回復、整腸効果といったものに加えて、自律神経を整える効果もあると言われています。
その効果満点のみそ汁に注目したのが、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生なんです。
長生きみそ汁とは
食生活改善につながる作り方、食べ方
長生きみそ汁は、食生活に注目して、生み出されたものです。それは、みそ汁そのものの効果だけではなく、簡単に続けられる工夫というものもあるのです。
実は小林先生は、便秘外来のお医者さんだとか。そこで多くの患者さんを診てきた中で、病気や体の不調が、生活習慣の乱れによると確信されました。
生活習慣の乱れを正すためには、食生活の改善が不可欠だと、注目したのが昔から日本人に親しまれてきたみそ汁でした。
そのみそ汁を健康食品へと変貌させ、さらに、簡単に続けていけるように工夫を加えたわけです。
長生きみそ汁の効果は
自律神経が整うわけ
長生きみそ汁の1番のポイントは、続けることなんですね。そのために、作り置きをする方法を提案されています。
これなら、時間が足りない時でも、ちょっと火をかけるだけで美味しく飲めるので、続けることができるわけです。
長生きみそ汁は、あらゆる病気を遠ざけ、不調を改善する最強のみそ汁だと言われています。一日1杯のだけで、しみやシワ、白髪、抜け毛といった老化による現象を予防して、腸内環境を改善し、美肌効果まで期待できるそうです。
画期的な「みそ玉」
長生きみそ汁の作り方
①玉ねぎ、中1個(150g)をボウルなどにすりおろします。
②①に赤みそ80gと白みそ80gを加え、りんご酢を大さじ1杯を加えて、泡だてます。
③10等分できるの製氷皿を用意します。②をスプーンで均等に分け入れます。
④冷凍庫で2~3時間凍らせます。シャーベット状になるので、フォークで刺して取り出します。
⑤1個が約30gでみそ汁1杯分になります。150mlのお湯に溶かせば、簡単に長生きみそ汁が完成します。
最後に
赤みそ、白みそ、玉ねぎのすりおろし、リンゴ酢を混ぜて、製氷皿に入れて冷凍庫で凍らせる。それだけで出来上がるという簡単さ。
冷凍で保存できるし、作るときもお湯を加えるだけですぐ食べられる、そして、その栄養効果は言うことなし。
もう、これをしないという選択肢を考えられないかもしれません。