玄米は、白米とカロリーはほぼ同じですが、表皮の胚芽と呼ばれるヌカの部分に含まれているビタミンやミネラル・食物繊維が豊富なので、健康食として見直されてきました。
この記事では、そんな玄米食の効果、メリットやデメリットを紹介しています。
玄米は万能?
良くも悪くも、知っておきたいこと
玄米食を続けるメリット
優れた栄養価
玄米には米の胚芽や表皮が残っているので、ビタミンやミネラルなどの他に食物繊維や抗酸化物質が多く含まれています。
実は、そういった栄養素や物質は現代人には不足しがちなのです。
玄米食は、食物繊維の不足を補ってくれます。また、ミネラルやビタミンの不足を補ってくれます。
ダイエット効果がある
玄米は食物繊維が豊富なので噛みごたえがあり、噛む回数が自然と増えていくと言われています。
噛む回数が増えると満腹中枢が刺激されます。その結果、量が少なくても満足感を得やすいと言われています。
また、白米よりもたんぱく質や脂質を多く含むので、お肉料理や揚げ物料理を減らせます。
糖尿病の予防
玄米は白米と比べてGI値が低いので、血糖値を上げづらい食べ物だと言われています。
玄米は食後血糖の乱高下を防いでくれるため、糖尿病の予防にも繋がっていくそうです。
デトックス効果
玄米は腸内環境を整えてくれるので、排便を促されてデトックス効果が上昇します。
さらに、もう1つの成分はフィチン酸という成分です。フィチン酸は身体の中に溜まった有害ミネラルとくっついて体外へ排出する効果があります。
このフィチン酸は玄米に含まれるミネラルと結合してフィチンという状態で存在しているそうです。そのため、体内のミネラルの排出にはつながらないそうです。
メリットとデメリットを比較
いろいろ試してみること
玄米食のデメリット
残留農薬の問題
玄米は精製される前の丸ごとの米です。先ほども書いた用に、80%以上のヌカ部分には残留農薬も入っているのです。
そのために、玄米食を選ぶときは、自然栽培、有機栽培のものを選ぶことが重要だといわれています。
消化に負担がかかる
玄米は消化が悪いといわれています。これは食物繊維のためです。しかし、逆に言えば、便秘改善へ期待できるともいえそうです。
炊くまでに時間がかかる
玄米は吸水に時間がかかるので、白米の浸水時間の目安が20~30分として、玄米は6時間以上かかるといわれています。
風味がまずい
昔から白米はご馳走として扱われてきました。おいしいご飯は白米、という自然な流れで白米主流になったというわけです。