ユーティリティとは、「役立つもの」「有用性」といった意味がある言葉です。
そのため、ゴルフクラブにおいても、ユーティリティは非常に役立つ場面の多いクラブになっています。
ゴルフクラブとしては、ウッドとアイアンの中間のクラブです。
ヘッドの形状も、ウッド型のモノやアイアン型のモノがあります。日本では、ウッド型、アイアン型ともにユーティリティと呼びますが、アメリカではウッド型をハイブリッドと呼び、アイアン型をユーティリティと呼んでいます。
ゴルフクラブでユーティリティが重宝される訳
ユーティリティの飛距離について
ユーティリティの飛距離は、ウッドとアイアンの中間になります。ドライバーは250ヤード前後の飛距離を出すことができるクラブです。アイアンは、200ヤード以下の距離を刻んでいくクラブになっています。
ユーティリティの飛距離は、200ヤードから180ヤードくらいに設定されています。もちろん、ヘッドスピードによって異なりますが、アイアンよりも少し飛ぶイメージを持っていると良いでしょう。
以前であれば、1打目がドライバーで、その後はアイアンという流れでしたが、最近は、2打目をユーティリティが受け持つことが増えています。2打目の精度でスコアが大きく変わってくることから、ユーティリティの重要性がわかると思います。
初心者はユーティリティを身につけよう
ユーティリティは初心者向けのクラブ
ユーティリティは、初心者向けのクラブと言われています。初心者がユーティリティを使用するメリットを考えてみましょう。
ユーティリティは、ウッドに比べるとシャフトが短いため、扱いやすいクラブになっています。素振りをしてみると、振りやすい感じがわかると思います。その一方で、アイアンに比べるとシャフトが長いので、飛距離を出すことができます。
またソールの部分が広くなっているので、ダフりにくいと言えます。重心の位置も低いので、スイートスポットが広く、高い弾道でボールが曲がりにくいのです。
弾道自体も、低弾道で飛ぶため、風に強く、ランが期待できます。これらの点から、初心者は、まずユーティリティをしっかり打てるように練習すると良いでしょう。
ユーティリティを選ぶために
ユーティリティの選び方
ドライバーやアイアンを既に持っている方は、同じシリーズのモノを揃えている方も多いのではないでしょうか。そう言った方は、そのシリーズの使用感を気に入っているはずです。ですから、同じシリーズのユーティリティを選べば間違いないでしょう。
異なったシリーズのユーティリティを揃える場合は、重量に注目して選ぶと良いでしょう。アイアンの一番長い番手より少し軽いモノ、ウッドの一番短い番手より少し重いモノを基準にすればいいでしょう。
必ず、素振りをして、自分に合ったユーティリティを選ぶようにしてください。