第4のチョコ、ピンク色のルビーチョコ

これまでのチョコレートの概念を覆した
チョコレートは主にブラック(ビター)、ミルク、ホワイトの3種類に分類することができるそうです。
ところが、ルビーチョコレートとは、天然のピンク色でベリーのようなさわやかな酸味を持つルビーカカオ豆が原料なんです。
この貴重なカカオ豆はどこからきているのでしょうか。
それは南米のエクアドルやブラジル、西アフリカのコートジボワールで栽培されているそうです。
まず特徴的なのは、女性が好きそうな可愛い“ピンク色”です。
視覚からの見た目はとても大事で、ブームの発信源にもってこいの鮮やかな色は人の目をくぎ付けにすることでしょう。
また、まるで果汁が入っているかのような酸味の利いた味わいが、元々のチョコレートの苦みと見事にカップリングされており、とてもフルーティーで後を引く味わいとなっています。
このピンク色のチョコレートですが、着色料などは一切入っていないというのが驚きですよね。
カカオそのものがもつ色なのですが、これにはスイスの大手チョコレートメーカーの「バリーカレボー社」の企業努力によって完成しました。
約10年かけて開発された特殊な製法でルビーカカオの自然なピンク色を残すことに成功したと言われています。
ローソンでも取り扱い

キットカットにも登場
当初はとても貴重で出回ることも少なかったのですが、2018年夏ごろよりようやく流通の軌道に乗りました。
スイーツ・お菓子業界をはじめ、コンビニエンスストアでもルビーチョコレートを扱い、私たちが簡単に手に入れることができるようになってきました。
チョコレートが並ぶ中に、ピンク色のものがあればルビーチョコレートでは?と思っていいのではないでしょうか。
特にバレンタインの季節にはぴったりですね。目を引くピンク色で愛を表現できるため、これまでシックな装いで決めていたチョコレート業界に旋風を巻き起こしているといっても過言ではありません。
イチゴ味は、もはや超えた
ピンク色の座を奪う
ピンク色というと、すぐ思い浮かぶのはベリー系、なかでも今まで君臨していたのは“いちご味”ではないでしょうか。
イチゴの実も種もすりつぶしているものは甘酸っぱくそれこそフルーティーな味わいで、口いっぱいに広がるイチゴの風味がチョコレートなのを一瞬忘れさせてくれる感じです。
一方、ルビーチョコレートはイチゴのようにガツンと主張せず、最初は優しいミルキーな香りと舌ざわり、あとからじわじわと甘酸っぱさが広がってくるといった2度も3度も楽しめるものになっています。
それでいて独特な食べにくさもなく、チョコレート特有の甘ったるさもないので、ぱくぱくと口に運べるさわやかで口当たりがいいんですよ。