ちょっと、今日は外食も何だし、宅配ピザにしようか.
そんなわけで、本当に気軽に注文できて、そして、本当においしいのがピザですね。
今は私たちにも馴染みがあるピザですが、実は、かなり日本的に進化したみたいです。
だからこそ、日本でも好まれるようになったのでしょうか。
この記事では、ピザのチーズの種類、ピザソースの作り方、ピザ生地の焼き方を紹介しています。
チーズ料理の定番、ピザを手作りしたい
フォカッチャから進化したピザ
ピザの先祖は、生地にラードを塗って焼いたものを店先や屋台で売っていた、フォカッチャといわれています。
ナポリにピザらしきものが誕生したのは1660年頃のことだそうです。そのときつくられていた元祖のピザは、ラードとバジリコ、チーズのみで作られていました。
当時は、バジリコを意味するマストゥニコーラの名で呼ばれていたといわれています。
1750年頃になって、現在「マリナーラ」が登場します。いまや世界中で親しまれているピザのプロトタイプですね。
これは生地にトマトソースをのせてオイルをふっただけの簡単なものでした。漁師たちが立ち寄ったパン屋にリクエストして作ってもらったのが始まりだと言われています、.
このときの作り方が、現在ではピザに欠かせないトマトを使った最初のピザだったわけですね。
今やチーズ料理の定番に
ピザに使われているチーズは?
ピザに使われているチーズは大きく2種類です。この違いだけで、ピザの味を決定づけるほど大きな違いがありますね。
モッツァレラチーズ
本来のモッツァレラチーズは水牛のミルクを使います。このチーズは発酵させないので、生のチーズです。
「ひきちぎる」という意味でお餅のように粘りがあり、引きちぎることができるので、この名前がついたのですね。
ゴーダチーズ
ゴーダチーズはオランダの代表チーズです。形状は円形で表面が中よりも黄色をしています。
このチーズは発酵させたセミチーズですね。宅配ピザなどに使われているチーズはこのゴーダチーズの使用が多いようです。
ピザ用のチーズ
このチーズは、使いやすいようにいろいろなチーズを混ぜて作られています。一種のプロセスチーズになります。
ピザによく使われるゴーダチーズを中心に作ってあるものが多いみたいです。
イタリアピザの代表、マルゲリータ
日本人にもなじみの深いピザ
マルゲリータの誕生は1889年だといわれています。イタリア王女マルゲリータのナポリ訪問を歓迎して、ピザ職人エスポースィトが献上したと伝えられているんですね。
ピザ・マルゲリータは生地の上にトマト、モッツァレラチーズ、オイル、バジリコの葉をのせて焼いただけのシンプルなものです。
このピザの色が、トマトの赤、モッツァレラチーズの白、バジリコの緑でイタリアの国旗になっているという説もあります。
ナポリ以外に広まったのはつい最近
ナポリではピザはごく自然で珍しくもない庶民的な食べ物です。おいしくて、安い、立ったままでも食べられて、ボリュームがあり、栄養価も高いとすばらしい食品です。
ただし、本場ナポリ以外で、今日ように知名度を確立したのは、1960年代のピザブームで脚光を浴びてからなんですね。
本当においしいピザはピッツェリアで
薪窯で焼いたピザは、それこそそこでしか味わえないぜいたくなものです。ナポリ市民といえども家庭では作れないんですね。
そこで、美味しいピザを食べたいときは、家族そろってピッツェリアに出向いていただくわけです。
日本的な食べ方は滑稽
日本では、大きなピザを小皿に取り分けて食べますよね。あれ、イタリア人にとっては滑稽らしいです。
個々に注文し、各人が自分のピザを最後まで1人で食べるのがあくまでも普通のことなんだそうです。
分け合うと、味が混ざってわからなって、不満が残るというのがあちらの考え方らしいですね。
ナイフとフォークで食べるピザ
ピザの食べ方は特にマナーはないようです。手で食べても、ナイフとフォークを使ってもいいみたいです。
しかし、焼きたてのピザはアツアツなので、ナイフとフォークを使って食べたほうが無難ですね。
そして、見た目もエレガントなので、店に行って食べるときは、イタリアの人はナイフとフォークを使っているみたいです。