無断転載とはどういうことでしょうか。
これは、他人が作ったコンテンツを無断で別の場所で利用することです。
様々なSNSやブログ、Webサイトといったものも無断転載の対象になります。
誰かが投稿していた写真をダウンロードしたりスクリーンショットで保存したりして、それを自分のツイッターアカウントで投稿することは完全にアウトです。
この記事では、著作権に関する意味と法律の罰則、問題を起こさないための手立てを紹介しています。
そんなに簡単に写真を引用して、あなたは大丈夫ですか?
著作権はどこにでも転がっているかも、知らないうちに犯罪となっている
違反を避けようと、投稿文章を変えていてもだめです。
もし投稿した場合は、著作権法違反となり、場合によっては訴訟や損害賠償に発展することもあります。
画像だけでなく、他人のツイート内容(文章)を自分のアカウントでつぶやく「パクツイ」も無断転載となります。
SNSやサイト上で気に入った画像を個人的にスマホなどの保存するのは法律上問題ありませんが、それを不特定多数の人の目に触れる可能性がある場所で利用すると、複製権、公衆送信権などに違反することになります。
著作権に関するポリシーとは
しっかりと明記されている
実際にツイッター(Twitter)の中では「Twitterルールとポリシー」の中の「著作権に関するポリシー」という項目の中で次のように掲げています。
Twitterは、デジタルミレニアム著作権法(以下「DMCA」)に基づいて報告された著作権に関する問題に対応します。
DMCAの第512条には、著作権侵害の正式報告を行うために必要な法廷要件がまとめられているほか、報告対象の当事者が異議申し立て通知を提出して削除措置に対する異議を申し立てる方法が規定されています。
Twitterは、著作権によって保護された画像が無断でプロフィール画像、またはヘッダー画像に使用されたという申し立て、著作権によって保護された動画または画像に対して対応することになっています。
無断でTwitterのメディアホスティングサービスを通じてアップロードされ、使用されたという申し立てのほか、著作権を侵害している疑いがあるコンテンツへのリンクを含むツイートなど、著作権侵害に関する申し立て報告に対応します。
著作権を理解する
SNSは安心、安全に使いましょう
著作権とは簡単にいうと、人が創作した、世の中に存在する様々なオリジナルの表現が著作物であり、それらを利用する権利が著作権です。
その権利を持つのはそれを生み出した人である著作者である、ということです。そしてこのような誰かが創作した著作物を、その著作者の許可なしで勝手に利用してしまうことが、「著作権侵害」となります。
著作権を持っている人による告訴があった場合には、刑事罰では、故意の著作権侵害には10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金に処せられるというものになっています。
平成24年の法改正によって、それがあくまで私的な使用目的であったとしてもダメなことが決まりました。
無断アップロードされているものだと知っており、その著作物が有償で提供・提示されていることも知っていたうえで、それを自動公衆送信によってデジタル録音・録画をした場合、2年以下の懲役、または200万円いかの罰金が科せられることになりました。
身近で起こりうるため軽い気持ちで犯してしまいがちな著作権法違反ですが、犯罪としては非常に重いものとなります。
今こそ見直して
使い慣れたころに陥りやすいかも
現在、誰もが簡単に画像や動画を検索できる一方、著作物を容易にコピーすることもできるようになりました。
大多数の人が身近に感じているSNSで気付かないままに著作権を侵害している、逆に侵害されているかもしれないことを意識してより便利に使いこなしたいものです。