福茶の由来と意味、若水でいただく正月、立春や節分でも福を呼ぶとか、おいしい作り方 - 桃色の雫
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福茶の由来と意味、若水でいただく正月、立春や節分でも福を呼ぶとか、おいしい作り方

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若水って聞いたことありますか?

若水とは、元日の朝に初めて汲む水のことで、井戸から水を汲んで神棚に供えました。

この水が福茶というめでたいお茶に使われるわけです。

もう一つ、立春の朝に飲むお茶も福茶と言います。

さらに、最近は節分に飲むお茶という風にも変化しています。

この違いはなぜでしょう。

この記事では、福茶の名前の由来、習慣のこと、材料や飲み方も紹介しています。

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福茶、名前を聞いただけでも幸せになれそう

福を呼ぶ、新春の飲み物

若水の中に黒豆・結び昆布・梅干し・山椒などの縁起物を入れた飲み物、それがもともと福茶と呼ばれたのです。

さらに、昔は立春が年始めという考え方だったので、立春の朝に飲むお茶も福茶と言われました。

最近は福を呼ぶということで節分に飲むという飲み方が広まっています。

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今でも伝わる福茶の風習

1.京都府京都市

六波羅蜜寺では三が日の行事に皇服茶授与というものを行います。無病息災の意味が込められています。

これは、空也上人が青竹を八葉に割って、お茶をたて、梅干しと結び昆布を入れて人々に振る舞ったことからきているそうです。

2.長野県佐久地方

豆柄や菊の枝を焚いて、若水を沸かします。そこへ勝栗や柿、あおばつの豆に数の子などを添えて飲むそうです。

平安時代から続く福茶習慣

伝統が支えてきた習慣

それくらい昔から行われている習慣なんですね。古いものでは、平安時代の文献にその記載を見つけることができるそうです。

平安時代、村上天皇の治世のことです。空也上人が疫病の流行を憐み、十一観音像を掘って京の町を引いて回ったそうです。そのとき、供え物としていたお茶を飲んだ人々が病から回復したというのですね。

また、村上天皇が病床にあったときのことです。空也上人が開いた六波羅蜜寺の観音様の供え物のお茶を飲むと天王の病が回復したという説が伝わっているそうです。

そういったことから、元日にお茶を飲むことを吉例としたんですね。その後、一般大衆にも邪気払いとして習慣が根付いていったということです。

朝、福茶をいただこう

福茶を作り方

簡単な作り方があります。使う容器はちょっと大きめの方が作りやすいと思います。

<材料>(湯のみ1杯分)
・福豆……3粒 (豆まきの豆。しっかりと炒ったほうが香ばしいですね)
・塩昆布、または昆布の佃煮……適量
・梅干……1粒(種はない方が飲みやすいです。)
・熱湯……150cc(緑茶でもOK)

材料を全部入れて、熱湯または緑茶を注げば出来上がりです。福豆が3粒なのは縁起のいい吉数だからだそうです。

豆は「まめまめしく働ける」ということにかけているとか。昆布は「よろこぶ」にかけており、梅はおめでたい松竹梅に通じているそうです。

歴史と伝統を大切に
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