世界三大バイオリンが生まれた歴史、アマティやストラディバリウス、ガルネリに高値がついている理由 - 6ページ目 (6ページ中) - 桃色の雫
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世界三大バイオリンが生まれた歴史、アマティやストラディバリウス、ガルネリに高値がついている理由

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バイオリンの値段の決め方

実際に売れるからつく値段の不思議

バイオリンの値段は一体どうして決められるのでしょうか。皆さんも、テレビなどで、ストラディバリは数億円もする、といったことを聞いて知っているのがほとんどでしょう。

また、ストラディバリウスのことは知っていても、その他のバイオリンの値段のことは知らないというのが普通です。バイオリンの値段なんて、一般に知られているものではないのです。

現存するストラディバリには数に限りもありますし、ほとんどの人はなん億もする楽器を買える身分じゃないです。

したがって、ほとんどのバイオリニストは、普通のバイオリンを買います。では、普通のバイオリンの値段はどんなものでしょう?

値段はどうやって決まるのか?

大きく分けて3つの要素があるといわれています。

バイオリンが古い

年代が古ければ古いほど高くなります。逆に新しいものは、安くなります。それは、古いバイオリンの方が音色が良胃という理由からです。

一番古いバイオリンは、ストラディバリウスの師匠のニコロ・アマティの作ったものです。彼は1596年生まれで1684年まで生きました。したがって、もっとも古いバイオリンは1600年代なのです。

保存状態が良い

割れキズが少ないバイオリンほど、高くなります。ストラディバリであっても壊れてバラバラになってしまえば、価値は無くなります。

1800年代のバイオリンなどでも、破損が少なくてきれいな状態、これをミント状態というそうですが、そういうバイオリンの価値が高くなります。

有名な製作家

最後に、有名なバイオリン製作家が作ったバイオリンは、当然価値が高くなります。ストラディバリウス、グァルネリ・デル・ジェスの2人にアマティを加えた三人は別格です。

実は、他にも有名なバイオリン製作家がいます。

ガダニーニ、ロッカ、プレッセンダ、ストリオーニ、ファニョーラ、スカランペラ、ガリアノ、といった有名なバイオリン制作者は50人以上いるといわれています。

なお、全員イタリア人で、バイオリンはイタリアが本場と言われる所以です。

偽ブランド品のバイオリン

本物の100倍以上の数の贋作が出回っているといわれています。

例えば、ファニョーラは、贋作作りの名人でもあったといわれています。ファニョーラが作ったものならまだ良い方で、腕の良くない職人が作ったニセモノバイオリンは腐るほど出回っているのが実情です。

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実際のバイオリンの値段のランク

バイオリンは、値段によって、ある程度ランク分けができるといわれています。

・1万~8万円・・・いわゆるゴミバイオリン
・8万~30万円・・・入門用バイオリン
・30万~100万円・・・手工品バイオリン
・100万~300万円・・・新作(1980~2015年)バイオリンの良品
・300万~500万円・・・音大生用のバイオリン(1900~1950年くらい)
・500万~1200万円・・・モダン(1880~1950年)のバイオリン、本格的なバイオリン
・1200万~4000万円・・・オールド(1800~1890年)のバイオリン、本格的なバイオリン。
・4000円~8000万円・・・超一級品のバイオリンばかり、古くて、音も一級のもの(ロッカ、プレッセンダ等)
・8000万円~20億円・・・G.B.ガダニーニ、ストラディバリウス、ガルネリウスなど、歴史的な文化遺産。

値段と音の関係

これについては、必ずしも値段が高いから良いバイオリン、と言い切れない場合もあるということだそうです。

1000万円以上するバイオリンでも、古くて鳴らないバイオリンというのも結構多いといわれていて、少し新しくてもよく鳴るバイオリンの方が良い場合もあるというわけです。

古いバイオリンは良い音がしますが、音量が出ないものも多いということが言われています。

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