東証一部上場の基準見直し、東証二部マザーズからの内部昇格が廃止 - 桃色の雫
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東証一部上場の基準見直し、東証二部マザーズからの内部昇格が廃止

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東証1部上場の基準は株主数、流通の比率、時価総額と 純資産額で決められています。

このうち時価総額に関する基準が2つあるそうです。

一つは、東証1部に直接上場する場合、250億円以上、直近2年では500億円以上です。

ところが、もう一つは、東証2部やマザーズから東証1部にくら替えの場合、優遇措置があって、時価総額40億円以上が基準になるのです。

この基準にことが問題になって、基準が厳しくなるのです。

この記事では、それぞれの証券取引所、審査基準、それぞれの価値について紹介しています。

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東証一部、二部、マザーズ、それ以外はあるの?

東証上場企業と言うだけで大企業のイメージ

東証上場企業なんて言葉を聞くと「おっ、凄く立派な会社だな」という感想を持てたりしませんか?

しかし、実際、東証に上場しているということは、何が凄いのでしょうか?

東証一部、二部、この言葉はニュースや新聞などで触れる機会がありますが違いは何なのでしょう?

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正確には「東京証券取引所」

東証は略称

東証は「東京証券取引所」という正式名になります。ニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所とこの東京証券取引所の3つで「世界三大証券取引所」と呼ばれています。

そして、東証一部、東証二部、東証マザーズとあります。「部」とつくのは二部までだけです。国内では、この東京証券取引所のほかに、大阪証券取引所、名古屋証券取引所とあります。

大阪証券取引所は2013年に現物市場が東証に統合され、廃止になりました。また、札幌、福岡にも証券取引所はありますが、東京証券取引所は日本国内最大の証券取引所になっています。

一部と二部の違いは何なのか

一部のほうが凄そうに聞こえる

実はその通りで、ざっくりいえば一部の方が上場するのに大変なイメージを持ってもらえればいいと思います。

上場するにあたっては、審査基準が存在し、一部と二部の大きな違いの一つでもあります。一部に上場するのが大変と先述しましたが、一部の方が審査基準は厳しいものになっています。

一部と二部の審査基準で具体的に違いがある個所は次の通りです。

東証一部上場の審査基準

・株主数:2,200人以上
・流通株式数:2万単位以上
・流通株式数(比率):上場株券などの35%
・時価総額:250億円以上

東証二部上場の審査基準

・株主数:800人以上
・流通株式数:4,000単位以上
・流通株式時価総額:10億円以上
・流通株式数(比率):上場株券などの30%
・時価総額:20億円以上

流通株式数というのは、その名の通り、実際市場で売買されている株式のことです。大株主や会社役員の所有する株式などは固定されていて、ほとんど流通される可能性がない株式を除いたものの数を指します。

新規上場の場合は一部から直接上場するという形も取れますが、様々な観点から、まず二部から上場申請をするのが一般的に多いとされています。

厳しい審査

審査を乗り越えると価値がぐんと上がる

東証一部に上場するということは、それだけの力を持った企業と言えますよね。それは企業価値に直接繋がるものであります。

一部に上場するメリットとして挙げられるのが、資金調達の面での効率化が上がるという事と、新聞や株価欄などで社名が載る為、知名度上昇に繋がります。

東証一部の厳しい基準を乗り越えたという実績から、信頼度上昇にもつながると言えるでしょう。しかし、債務超過などで一部から二部に降格ということもあります。東証一部に上場できたからといっても、気は抜けません。

社会や経済から目を離すな
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