ザッハ・トルテというと、生クリームをつけて食べる、という食べ方にもこだわりがあるんだな、と思いますね。
チョコレートケーキといえば、もっと広義で、いわゆるチョコレートを使ったケーキ全般。
実は、ザッハ・トルテは作り方から食べ方まで厳格なルールがあるんだとか。
この記事では、そんなケーキの違いを由来や作り方、食べ方まで紹介しています。
チョコレートケーキとザッハ・トルテの違い
チョコレートケーキは生地にココアパウダー
外見はとても似ている2種類のケーキ。でも中身は全然ちがいます。チョコレートケーキは生地のスポンジ部分にココアパウダーが混ぜてあります。
その生地にチョコレートクリームを塗って、表面にはチョコレートがコーテイングしてあります。飾りなどで少しの量チョコレートが入っているのではなく、材料の色のためにチョコレートがつかってあります。
チョコレートケーキはザッハ・トルテよりも定義が広いのも特徴のデコレーションケーキです。
ザッハ・トルテは厳密なルールが
アプリコットジャムが決め手!
チョコレートケーキとは反対にザッハ・トルテにはいろいろなルールがあります。まずは生地はメレンゲ入りのチョコレートバターケーキを使うということです。
そこにアプリコットジャム塗って生地をサンドします。そこにチョコレート入りのグラッサージュという砂糖がけをしたものをいいます。
出来上がりをみるとザッハ・トルテは艶やかで光沢があるものがほとんどです。このケーキはチョコレート入ったケーキをおとなっぽく食べたい人におすすめです。
歴史が長いザッハ・トルテ
ザッハーさんが作ったケーキ
1832年に政治家に仕えるフランツ・ザッハーという料理人が作ったとされています。ザッハーが作ったザッハ・トルテはとても好評で翌日にはウィーン中に広まっていったということです。
ザッハ・トルテのザッハはザッハーという料理人の名前でトルテはドイツ語でお菓子という意味です。何百年もの歴史があるこのケーキは材料もルールがあります。
上にもかきましたが、生地には小麦粉、バター、砂糖、チョコレートが入っています。このケーキには箸休めとして砂糖を入れずに泡立てた生クリームを添えて食べるのが古くからの食べ方です。
どちらのケーキもおいしい♪
みなさんはどっち派ですか?
どちらのケーキもおいしいですよね。チョコレート好きにはたまりません。どっちのケーキがいいかなあと思うと、ビターな大人の味がいいのはザッハトルテがおすすめです。
ザッハ・トルテを食べる人の中にはブランデーと一緒に食べる人がいるらしいですよ。逆にチョコレートの味をあじわいたい、甘い味がいい人はチョコレートケーキがおすすめです。
チョコレートケーキに合う飲み物は紅茶です。チョコレートケーキの濃厚な味にはあっさりとした紅茶がよく合います。
みなさんも自分の好きなチョコレートのケーキ、たべてみてはいかがですか。