長期記憶と短期記憶という言葉を聞いたことはありますね。
記憶力は鍛えることは、受験で合格を目指す人などは特に必要なことですよね。
実は、記憶には、大きく分けるとこの長期記憶と短期記憶という2種類の記憶に分けられます。
この2種類の記憶がどんなものなのかを知ることで、記憶力の向上にも役に立つそうです。
この記事では、そんな短期記憶と長期記憶の違いと記憶力アップの秘訣を紹介しています。
記憶力の衰えが心配
何故、記憶は残るのか?
【短期記憶力】
短期記憶力とは人間の記憶で、短期的に保持される記憶のことを言います。
感覚器官が受け取った刺激に意識が向けられることにより記憶が保持され、その記憶の持続時間は数十秒から数カ月程度と言われており、 短期記憶の容量には限界があります。
時間の経過や新たな情報のインプットとともになくなるのが短期記憶力です。
【長期記憶力】
長期記憶力とは比較的長い期間保持されている記憶の事をいいます。
保持内容がなんらかの処理,たとえば復唱,符号化,既有の知識のネットワークへの摂取などの処理を経ることによって長期記憶力になります。
脳で記憶力の仕組み
記憶するプロセスとは?
30代40代と年齢を重ねると「最近、記憶力が落ちたな」と感じている人は多いですよね?
脳の記憶力が低下するのは、年齢のせいだから仕方がないとあきらめてしまう人も多いですよね!
では、人間の脳はどの様に記憶する仕組みになっているのでしょう。
脳は何かを覚える事と言うのは、脳に情報が残ることですが、覚えておきたい情報とそうでない情報は、脳内での扱いにどのような違いがあるのでしょう。
人間の記憶は、「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」という3つのステップを経て脳に蓄えられます。
感覚記憶で貯蔵
感覚記憶とは、視覚や聴覚などで得た情報を、1秒から長くても数秒程度残す、「感覚貯蔵」とも呼ばれるしくみです。
見たものも聞いたことも、とくに意識しなければ、その情報は1秒くらいで消えていきます。
感覚記憶のうち、気になる情報は、脳の中心部にある「海馬」という小さな組織に送られます。
短期記憶は海馬へ
海馬とは、タツノオトシゴのことで、脳内のこの組織が似た形をしていることから、そう呼ばれるようになりました。
海馬に送られた情報は、数十秒から数日程度蓄えられて、この記憶は「短期記憶」と呼ばれます。
長期記憶へ
短期記憶のうち、海馬のフィルターにかけられて残った情報が、その外側にある大脳皮質に送られて記憶の倉庫に入ってしまうと、「長期記憶」となるのです。
「今朝たべたもの」は短期記憶にあたり、「学生時代の思い出」は長期記憶になっているわけです。
記憶力をアップするには
忘れないために
いくつかのことが言われています。
・軽い運動しながら記憶する
・五感を使って覚える
・関連付ける
・香りで脳を刺激する
・読書する
これらの方法で記憶力がアップすると言われています。
記憶するという意識を常に強く持つことで、記憶力アップにつながります。
日常生活の中で、通勤電車の中や買い物や学校で得た情報について「この情報を記憶する」と意識する事で記憶力もたかまります。