不思議と長く続くハイボールのブーム。
今、このページを見ているあなた、きっとハイボールが好きなんでしょう。
しかし、今や老若男女に愛されるハイボールのこと、どれくらい知ってますか?
この記事では、ハイボールの意味と名前の由来、美味しい作り方を紹介しています。
実は、水以外で割ったお酒は全部ハイボールなんだそうです?
実際は流行に左右されている炭酸割りブーム
その名の由来は、諸説あって、どれが正しいというのは、断言が難しいそうです。まあ、美味しかったらいいか、というのは、一般庶民の思うところでしょうか。
一説には、スコットランドのゴルフ場でウイスキーソーダ割りを試していたら、ゴルフボールが飛び込んできたので、がハイボールという名前をつけたという説です。
またの説は、19世紀のアメリカの鉄道で、高い鉄塔に気球を吊して、信号係が高く掲げたから、ハイボールという話や、セントルイスの信号係がウイスキーのソーダ割りが好きで、飲むたびにハイ・ボールといったからだとか。
さらに、ソーダから上昇する泡がボールのように見えたので、ハイボールと呼んだという説もあるそうです。
こういった嗜好品は、売り出す側の影響が大きいもので、ハイボールのイメージも「サントリー角瓶」が作り上げた部分もあるように思われますね。
では、本来のハイボールとはどういうものだったんでしょう。別にそれを知ったからと言って、お酒の味が変わるわけでもないので、楽しく調べましょうね。
ハイボールは「カクテル」
作り方で味わいも激変するハイボール
きりりと冷えたハイボール。うまく作ったハイボールはウイスキーのうまさが断然引き立ちますね。
しかし、炭酸を入れたらいいだろう、といった適当なハイボールに出会うと、がっかりします。やはり、心がこもっていない飲み物はつまらないです。
定義にはウイスキーとは決まっていない?
さて、ハイボールの定義なんですが、「スピリッツを、炭酸やトニック、フレッシュジュースなどのアルコールを含まない飲み物で割ったもの」となっているそうです。
ということは、酎ハイもハイボールということになるわけですね。というより、酎ハイの「ハイ」の意味がやっとわかったのではないでしょうか。
そうなんです、酎ハイの「ハイ」はハイボールの「ハイ」だったんですね。焼酎のハイボールというのが正しい言い方なんですね。
なにもウイスキーの専売特許じゃないのに、ハイボール、といえば、ウイスキーになっているのは、テレビCMの影響からでしょうか。
おいしいハイボールの作り方のコツ
ポイントはしっかり冷やしたグラスとお酒
グラスやウイスキーも氷でしっかりと冷やします。冷蔵庫に入れておけばいいだけですけどね。
まず、グラスに氷をいっぱい入れてからソーダを氷に触れないように、端からゆっくりと注ぎます。
このあと、必要以上にかき混ぜないことです。炭酸水というのはかなりデリケートなので、一回しか混ぜないようにします。
おいしく作るための大切なポイントはグラスとウイスキーを冷やすことです。グラスがしっかり冷えていないと氷があっという間に溶けてしまい、ハイボールは水っぽく薄っぺらい味になってしまいます。
ウイスキーをどれくらい入れるかですが、7%ハイボールを作るなら、180ccの炭酸水に対してウイスキーは45ccという計算になります。
ただし、氷が融けないという計算なので、後は好みで変えたらいいでしょう。
おいしい炭酸水を使うことも大切
炭酸ガスが入っていたらなんでもいい?
ハイボールをおいしく飲みたかったら、やはり、炭酸水にもこだわりましょう。使用する炭酸水=ソーダでも味が大きく変化するのです。
無味無臭の炭酸水でも「天然の炭酸水」か、「人工の炭酸水」か、そして含有しているミネラルの量で、「軟水」や「中硬水」、「硬水」と分けることができるんですね。
失敗したくないなら、バーでよく使われるウィルキンソンの炭酸水がやはりオススメかも知れません。
しかし、いくらおいしい炭酸水を選んでも、作り方のほうが影響が大きいので、あくまでも素材は好みの部分が大きいかも知れません。