一般的に、ガスといえば、プロパンガスや都市ガスを連想される人がほとんどですね。
よっぽど理系の人でなければ、希ガスと言われてピンとくる人、いないと思います。
この希ガスを別の言葉に引っ掛けて使う、そんな言葉をネットスラングと読んでいます。
この記事では、ネットスラングが生まれた背景、実際に使われている言葉を紹介しています。
ガンガン使う人と、ついていけないな、と思う人に分かれそうですね。
ネットスラングって何?
本来の希ガスとは違う使い方がネット上で氾濫している
まず、希ガスとは、化学的には第18族元素とも呼ばれ、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、オガネソンのことを言うんでう。
希ガスという呼び方以外に、貴ガスと呼ばれることもあります。
ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンは、放電管中に充満させることで様々な色の光を発します。
昔、看板などに使用されていたネオンサインの缶の中には、ネオンが充満していたからネオンなんです。
さて、どこに希ガスがあるのかといえば
身の回りの希ガスについての基礎知識
希ガスは、発行する性質からネオンサインなどに利用されてきました。
しかし、近年ではLEDの進歩により、その活躍の場をLEDに奪われつつあります。
そんな中、一部の古き良きアメリカ映画を愛する人は、ネオンサインの看板に愛着を持っていて、今でも、自分の店で使用している人もいます。
アルゴンには、食品の酸化を防ぐ効果もあるので、密封容器の中に封入されて使用されています。
キセノンには、麻酔作用があるので、麻酔に使用することは可能なようですが、まだ麻酔の効果が出る理由が判明していません。
小惑星探査機はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワのサンプルは、希ガスを使用した専用の質量分析計で解析されました。
今日の本題はネットスラング
ネットの世界での希ガスの使い方
希ガスは、インターネットの世界では別の意味を持ちます。巨大掲示板の2ちゃんねるでは、希ガスを「気がする」の略語として使用していたんですね。
・〇〇な気がする→〇〇な希ガス
このように表記することが流行った時期もあります。しかし、現在では使う人はほぼいません。既に死語と言ってもいいと思いますよ。
インターネットの世界では、流行も廃りもとても早いので、直ぐに廃れてまた新しいワードが誕生してきているわけです。
ネットの世界の特殊な言葉
ネットスラングとは
インターネットの世界で使われる特殊な言葉は、ネットスラングとも呼ばれています。
その多くは、女子高生たちが発信源となり広まっています。そのため、流行から廃れるまでのサイクルが早いのが特徴です。
最近、女子高生を中心に流行ったネットスラングには、以下のようなものがあります。
・「フロリダ」→風呂に入るから離脱する
・「よき」→よいね
・「リアタイ」→リアルタイム
・「ンゴ」→語尾につけて使用する。〇〇ンゴなど
・「すこ」→好き
・「ふぁぼ」→お気に入り。Favoriteの意味
・「み」→形容詞につけて使用する。「うれしみ」「ヤバみ」など
・「ワンチャン」→ワンチャンス
・「卍」→「まじ卍」など
・「それな」→そうだね。たしかにね。
・「草」→「草生える」など。笑いを表すwから
このうちのどれが生き残るでしょうか?
そして、また新しい言葉が生まれてくるでしょうか。