大学に行くべき人はどういう人でしょうか。まずは、大学でやりたいことがある人です。
例えば、学びたい学問分野があるとか、高校での勉強の先をやりたい,研究したいという人は大学に行くべきでしょう。
では、やりたいことが分からない人は行く必要はないのでしょうか。
それは、必ずしも正しいとは言えないと思います。
この記事では、大学に行く理由について、そのメリットとデメリットを紹介しています。
少しでも、大学のことを考える手助けになればと思います。
これからの時代、大学に行く意味はあるのか
出ただけでは価値がない
大学では自由に使える時間が増えるので,様々なことにチャレンジできます。逆に、そのチャレンジできるからこそ、やりたいことが分からない人は行った方がいいかもしれないのです。
逆に、大学に行かない、行かなくてもいい人もいます。それは、やることが決まっていて、もうすでに大学よりも良い選択肢がある人です。
例えば、プロスポーツ選手になる人とか、専門学校で専門性を身に着けたい人や現場で学ぶ必要がある料理人や芸人などです。
大学に行くメリットは?
あくまでも一般論です
大卒という武器が手に入る
大卒の資格があるだけで就職が有利になることがあります。また、のちに大卒の資格が必要になることもあります。さらに、大卒は信頼を得やすいという側面があります。
多くの企業は高卒と大卒で区別して雇用をしています。さらに高卒と大卒では出世ルートが異なったりするのです。
つまり、大卒というだけで企業の選択肢が増えるし、出世の可能性も広がるということになります。
また、将来転職、という場合もあるかもしれません。その時に大卒は武器になります。
最後に、大卒が努力の証明になります。この信頼性は難関大学であればあるほど大きくなるわけです。
自由な時間がたくさんある
時には、一日に一コマしか授業がなかったりして、何時間も自由な時間ができます。
若い時の自由な時間というのはとても価値があります。様々なことを経験して、自分の好きなことややりたいことを見つけるために使えます。
自分のしたい研究ができる
大学では、自分の研究したいことを研究できます。それも充実した環境が保証されています。
大学には国からの支援金があるので予算を気にせず研究ができます。企業ではとてもできることではありません。
社会的な責任が低い
学生は社会的に守られた身分なので、様々なことに挑戦できます。これが高卒だと、仕事を辞めるしかないわけです。
多様な人間に出会える
大学では多種多様な人に出会うことができます。そこでいろんな価値観に触れることができるので、自分を見つめなおすことができるわけです。
社会的地位が手に入る
大学を卒業しているということ自体が、社会的地位の1つなのです。初対面の人に、私は、~大学を卒業しました、と伝えることで印象が良苦なるということです。
大学に行くデメリット
物事には、常に両面がある
学費が高い
私立大学で、1年間の授業料は約100万円します。大学で30個の講義を受ければ、1講義にあたりの額は約3万円です。90分が15回で構成されていれば、1回の授業あたり2000円です。
さらに、大学では、授業以外にも図書館や体育館、トレーニングルーム、研究室が自由に使えます。こう見ると、決して高い高いというのもどうでしょうか。
大学を出ているのに仕事ができない
有名大学を卒業しているのにあの人は仕事ができない、などと言われますが、大学は仕事ができるようになる場所ではないので、もし仕事だけのことなら、就職してから現場で頑張るべきです。
自己管理ができない人は堕落する
大学には自由な時間がたくさんあるので、自己管理ができない人は堕落してしまいます。
目的もなく大学生活を送ってしまい、後悔するパターンです。
社会に出るまで時間がかかる
4年制大学の場合、卒業までに4年という年数が必要です。もし、パティシエや大工など、職人と呼ばれる職業や美容師や調理師といった専門的な技術が必要な職業に就くなら、大学に進学すると遠回りになってしまいます。