溶連菌感染症の症状、気をつけるべき続発症、もっとも怖い劇症型! - 桃色の雫
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溶連菌感染症の症状、気をつけるべき続発症、もっとも怖い劇症型!

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溶連菌は、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌です。

溶連菌感染症の90%以上がA群溶血性レンサ球菌によるものです。

健康な人の鼻やのどなどによくいる菌出そうです。

主に喉の部分で感染し、さまざまな疾患をひき起こすことになります。

この記事では、溶連菌感染症でよく見られる症状、怖い続発症と劇症型について紹介しています。

体が弱ると、感染は簡単に起こるので、気になる人はすぐに病院で診察してもらいましょう。

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溶連菌感染症、多くの人はあまりわかっていない

溶連菌感染症の症状

溶連菌感染症の症状の始まりは38~39度の熱と、のどの痛み、そして、嘔吐です。これは、いわゆる風邪と症状がとても似ているのです。

その後、かゆみを伴う赤く細かい発疹が体や手足に現れることが多く、舌に苺のようなブツブツが発生します。熱が下がってから手足の皮膚がむけることもあるそうです。

じつは、溶連菌は別の大きな病気、いわゆる合併症の原因になりやすい細菌だといわれています。

溶連菌を完全にやっつけるには、10日間~2週間、ずっと抗生物質を飲まなければなりません。

ここで重要なのは、医師の指示通り、抗生物質は服用し続けなければならないということなんです。

自覚症状がなくなったからと、抗生物質をやめると、続発症とよばれる、いわゆる合併症を引き起こす恐れが出てくるからです。

続発症には、心臓弁膜症を起こす恐れのあるリウマチ熱、そして、尿タンパクや血尿が出る急性糸球体腎炎といったものがあり、とても危険なのです。

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合併症である続発症と劇症型の症状

溶連菌感染症の続発症

溶連菌感染症には、最初の症状が出てから3週間ほど後に先ほども言いまいしたように「続発症」を引き起こす場合があります。合併症のようなイメージです。

この続発症の中で最も怖いのはリウマチ熱とよばれるもので、発熱とともに、輪状の紅斑、心炎、舞踏病といった症状が出るそうです。

また、尿タンパクや血尿、高血圧やむくみといった症状が出る糸球体腎炎も続発症で、これはかなり重症になりやすく、入院が必要になります。

劇症型溶血性連鎖球菌感染症とは?

これは、発病後数10時間でショック状態を起こし、なんと30%もの人が亡くなってしまうという、「人食いバクテリア」とも呼ばれる病気です。

溶連菌感染症自体は、そんなにこわい病気ではないのですが、病原菌が傷口やのどなどから血液中に入ると、劇症化してしまうのです。

この劇症型溶血性連鎖球菌感染症の初期症状は手足の痛みと腫れ、発熱ていどなのですが、劇症化しやすいのです。

そして、気づいたときには手足の壊死、多臓器不全と症状が一気に進み、手遅れになってしまうというわけです。

一筋縄ではいかない溶連菌感染症の症状と原因

溶連菌感染症の症状

典型的な症状は、のどの痛み、発熱、イチゴ舌とよばれる舌に発疹が出てイチゴのようになる状態や、全身の倦怠感、嘔吐、手足の発疹、手足の皮がむけるといったものです。

ただ、3歳以下の乳幼児の場合、典型的な症状が出にくいそうです。したがって、比較的軽く済む場合が多いといわれています。

発疹が体全身に出ているときは、猩紅熱といわれる症状になります。これは溶連菌の出している毒素によって、全身が真っ赤になります。

また、小さい発疹が首や股、手関節などに密集して出ます。さらにその部分にかゆみを伴うそうです。

大人が溶連菌感染症にかかると、普通の風邪だと思い込んでしまい、診察が遅れることがとても多いそうです。

その結果、重症化する場合があるというのです。疑わしい症状が出たら受診して、治療を受けなければならないわけです。

溶連菌感染症の原因

原因は「A群溶血性連鎖球菌」という細菌への感染です。溶連菌感染症はかなり強い感染力を持っています。

溶連菌に感染しても、すぐに症状が発現しません。潜伏期間は約2~5日間といわれています。

学校などで流行すると、感染した保菌者が次々に時間差で発症していくことになるわけです。

溶連菌感染症の診断

溶連菌感染症かどうかは、病院で「A群溶血性連鎖球菌迅速診断キット」を使えば、数分間で診断できるそうです。

のどの赤く腫れた部分を綿棒などでこすって培養します。迅速キットを使えば溶連菌感染症と簡単に診断できるようになったといわれています。

慎重に適切に溶連菌感染症の治療

溶連菌感染症の治療

抗生物質を服用すれば、比較的簡単に治すことができるそうです。医師の指導で適切な治療を行えば、24時間程度で熱がひき、他人への感染力も失われるといわれています。

ただし、それで抗生物質の服用が終わりではないのです。ここから、10日程度は飲み続けなければならないのです。

ここで、薬をやめてしまうと、恐ろしい続発症と呼ばれる合併症になる危険が出てくると言われています。

溶連菌感染症の予防

この病気は、予防は困難です。保育園や小学校などでは、溶連菌を持っている子どもが100人中5人~10人程度はいると考えられているからです。

溶連菌を喉に持っている保菌者のなかには、症状が出ていない場合もあり、1人が発症すると、保菌者が数名ずつ発生するといわれているのです。

また、感染ルートは、くしゃみや咳といった飛沫感染、汚染された食物での感染などのケースが多いようです。

とても怖い溶連菌感染症の再発

この病気はとても再発の可能性が高い病気なんです。溶連菌感染症で喉の炎症が起きた場合、1年以内に1~2割の子が再発すると言われています。

もし、1ヶ月程度ですぐ再発したら、抗生物質がうまく効いていなかった可能性があります。ただ、再発の場合は症状はあまり重くならないといわれています。

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