いつも競馬を見て、競馬ってどんなふうに出来上がっているんだろうと思ったことないですか。
実は、競馬の仕組みを知ることは、もっと楽しく競馬と付き合えるコツなんです。
なぜなら、僕もこの競馬の仕組みをしっかりと知ってから馬券を買うのがより楽しくなりました。
この記事では、競馬の仕組み、さらに、中央競馬と地方競馬の違いや、馬主と騎手、調教師の関係について紹介しています。
この記事を読み終えると、きっと競馬のことがもっとわかるようになって、楽しさが倍増することでしょう。
馬たちの熱い戦いが繰り広げられる競馬人気は衰えない
菊花賞や有馬記念など、様々なレースが有名だけど
競馬はテレビでも休日で放送されていることがありますよね。特に名前の付いたレースの時の競馬ファンは大盛り上がりしているのを見かけることもあります。
根っからのファンではなくても競馬のレースで見る馬が全力疾走する姿は本当に美しく、そしてついつい応援してしまいます。
そんな競馬ですが、地方競馬と中央競馬とあるのをご存知でしょうか?そして、その差はいったい何があるのでしょうか?
競馬の仕組み
どのように楽しむもの?
競馬ときいてわかるのは馬の速さを競うレースですが、基本的にはどういったことを賭けるのでしょうか?
様々な馬券の種類がありますが、出走する馬には枠番号と馬番号と各自に割り当てられています。
単勝
その馬番号でどの馬が一番に勝つかを賭けるのが「単勝」です。
複勝
3着目までに入る馬を馬番号で賭けるのが「複勝」です。
応援馬券
1頭の馬に対して「単勝」と「複勝」を同時に購入できるのが「応援馬券」です。
枠連
枠番号で一着二着の組み合わせを着順関係なしで当てるのが「枠連」です。
馬連
枠連に対して1着2着の「馬番号の組み合わせ」を着順関係なしで当てるのが「馬連」です。
馬単
1着2着の馬番号を順着通りに当てるのが「馬単」です。
ワイド
3着までに入る2頭の組み合わせの馬番号を着順関係なしで当てるのが「ワイド」です。
3連複
1着、2着、3着の組み合わせを馬番号で着順関係なしで当てるのが「3連複」です。
3連単
1着、2着、3着となる馬番号を順番通り当てるのが「3連単」です。
といったように、賭けると言っても様々な賭け方があるようです。
ただし、単勝は2頭以上の出走で発売、複勝は5頭以上の出走で7頭以下の場合は2着までが的中になる、枠連は9頭以上の出走で発売などなど、発売にも条件があったり当たりにもその出走する馬の数によって違ってきたりするようです。
よく3連単という言葉を聞くことがありますが、なるほど、こういった賭け方をするものだったのですね。
1着、2着、3着を順番通り当てるとなると相当難しいですよね。その為、3連単は配当が高いといわれているそうです。
簡単にですが競馬の賭け方などが解ったところで次は中央競馬と地方競馬の差を見てみましょう。
中央競馬と地方競馬の差!
一番は主催の違いともいわれる
中央競馬と地方競馬の違いとはどのようなものなのでしょうか?競馬には変わりないようですが、比べて見ると様々な点で違いが出てきました。
主催の違い
まず、一番わかりやすいのは、「主催の違い」です。
中央競馬は農林水産省が監督を務める「日本中央競馬会」(略してJRA)、地方競馬は地方自治体の運営です。
JRAは中央競馬を一括管理しており、地方競馬はその自治体によっての管理になります。しかし、地方競馬は連携運営という形で「地方競馬全国協会」(略してNAR)という団体を設けています。
JRAはCMでもよく見かけますよね。
コースの違い
次にコースの違いです。
中央競馬は芝のコースと砂地のダートコースと呼ばれるコースを持っています。対して地方競馬はダートコースのみとされていますが、盛岡競馬場のみ、芝のコースもあるそうです。
また、中央競馬に比べて地方競馬の方がコースなども小さめに作られているそうです。芝のコースとダートコースだと維持するのが大変だとか・・・
開催日の違い
次に開催日の違いです。中央競馬は基本的には土日や時には月曜の祝日などに開催されています。時間はおおよそ、午前10時から午後4時半までとなっているそうです。
土日のテレビでの競馬の中継は中央競馬だったのかなと思いました。対して地方競馬は、曜日は関係なしに行われているそうです。ただし、ビックレースの時はJRAの開催と被らないようにしているそうです。
また、地方競馬には夕方から開催されるナイター競馬もあります。ナイター競馬は見たことがないので一度は見てみたいですね。
賞金の違い
賞金の違いですが、中央競馬でのビックレースとなると1着の賞金が1億円を超えるものが多いそうです。
それに対して地方競馬はそこまでの賞金が出るレースはないとされているようです。その為、中央競馬の方に能力の高い馬たちが所属することが一般的とされているそうです。
クラス分けの違い
このクラス分けについては、中央競馬では「新馬」、「未勝利」、「500万下」、「1000万下」、「1600万下」、「オープン」、「GⅢ」、「GⅡ」、「GⅠ」とあります。新馬や未勝利で1着になれたら次のランクへ上がります。
次のランクは「500万下」、そしてその500万下で1着になれば「1000万下」への挑戦となっていくのです。その所属するクラスで1着という成績を収めることによって、ランクがどんどん上がっていくというシステムになっているそうです。
対して地方競馬は賞金によるクラス分けになっています。一定の賞金に達すると次のクラスへ上がれるため、1位での成績ではなくとも、レースに出て賞金を加算していくことで次へ、次へと行けるようになるのです。しかし、例外も存在しているようです。
中央には能力の高い馬が集まりやすいと先述しましたが、実は地方競馬から出て中央のGⅠを制した強者な馬もいたそうですよ!
オグリキャップなどがそういった軌跡を歩んでいったそうです。競馬にあまり精通していなくても聞いたことのある有名馬ですよね。
免許の違い
最後に騎手や調教師などの免許の違いです。中央競馬はJRAが交付した免許、地方競馬はNRAが交付した免許となるため、それぞれの競馬で免許が違うそうです。
その為、所属する競馬を変えたいなどの移籍を望む場合、その移籍先の免許が必要になってくるのです。
競馬の騎手には免許が必要だったのですね。
普通のレースだけではなかった!
世界で唯一のレースも日本にはある!
単に走って順位を争うだけではなく、中央と地方によって特徴のある競馬のレースがあるそうです。中央競馬は「障害レース」というものを設けているそうです。
対して地方競馬には「ばんえい競馬」という帯広競馬場のみで楽しめる競馬があるそうです。ばんえい競馬にはサラブレッドは出走せず、ばん馬のみのレースとなっています。
このばんえい競馬は日本にしかなく、世界で唯一開催されているそうです。一度見てみたいものです。
競馬と言っても中央競馬と地方競馬と様々な差がありましたね。馬たちの勇姿、どちらの競馬で楽しむかは迷ってしまいますが、どちらも、馬が全力で走る姿は美しいと言えるのでしょう。