ハブ空港と拠点空港の違い、羽田も成田も遠い2021年の現実、世界との差 - 桃色の雫
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ハブ空港と拠点空港の違い、羽田も成田も遠い2021年の現実、世界との差

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ハブ空港とは、車輪のスポークが車輪の中心のハブに集まっているように、様々な地域からの航空網が1ヶ所に集まり、人や貨物が目的地に向かって乗り換え、積み替えできる空港のことです。

元々はフェデラル・エクスプレス航空の貨物の積み替えシステムからはじまって、広く旅客輸送にも用いられるようになりました。

大手の航空会社が旅客輸送に取り入れるようになったのは、1980年代後半だと言われています。

この記事では、ハブ空港の意味と日本における現状を紹介しています。

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ハブ空港の役割とは

ハブ空港の意味とは

ハブ空港には広義のハブ空港と狭義のハブ空港の2種類が存在します。

広義のハブ空港とは、特定の航空会社が運営の拠点として利用している空港のことで、別名拠点空港とも呼ばれています。

狭義のハブ空港とは、航空網の中継を役割とする空港のことです。一般的にハブ空港といえば、この狭義のハブ空港の意味を指します。ハブ空港と呼ばれるには空港の規模が大きいだけではダメなのです。旅客の輸送を効率よく行うために様々な条件をクリアする必要があります。

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成田空港について

成田空港はハブ空港なのか?

成田空港は、現在、デルタ航空、ユナイテッド航空が拠点空港として利用しています。

またハブ空港として、複数の滑走路があること、特定の航空会社専用の空港ターミナルビルがあること、安い着陸料を設定していることなど、ハブ空港としての基準を十分に満たしています。

日本国内で考えると、関西国際空港も春秋航空が拠点空港として利用していて、かつ上記項目を満たしているのでハブ空港としての基準を満たしていると言えます。

しかし、成田空港の場合、空港から首都圏へのアクセスの悪さがネックとなっていて、ハブ空港としての実力を十分に発揮しているとは言えません。

成田エクスプレスなど、鉄道輸送に力を入れているものの、海外のハブ空港と比較するとまだまだ十分とは言えない現実があるのです。

羽田空港のハブ化

羽田空港をハブ空港にする

かつて首都圏の航空は、成田空港が国際線、羽田空港が国内線と境界線が決まっていました。しかし、ハブ空港として成田空港の不便さを解消するために、羽田空港を国際化し、ハブ空港にするという案が出ています。

2010年には羽田空港に第4滑走路が開通し、ターミナルビルの整備も着々と進んでいます。この背景には2020年に開催される東京オリンピックの来客を見込んでいるのではないかとも言われています。

ただ羽田空港の周辺住民は、夜間離発着時の騒音に対する反対軒も強く、まだまだ問題は山積みです。

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