冬になって寒くなると、暖かいものが恋しい季節になりますよね。こたつに入ってみかんを食べ、猫と寄り添いながらおばあちゃんが編み物をしている画が目に浮かびませんか(笑)?
お店には編み物グッズがたくさん並ぶので、始めようかなーと思っている方には、とっても始めやすい時期かもしれませんね。
初心者でも楽しめますし、何をどう始めたらいいか迷っているなら、まずはやってみることです。
始めようと思ったら、何から?
材料・道具を集めましょう
編み物といっても、「棒針編み」と「かぎ針編み」があります。最近ですと、指編みというのもあったり、カラフルな毛糸が売られていたり、流行っていることが分かります。
かぎ針編みと棒針編みの違い
使う道具が違う
かぎ針編みは先がフックになって糸がひっかけられるようになっており、針1本で編んでいきます。
道具だけでなく棒針編みとかぎ針編みでは編み地にも違いが出ます。
同じ糸で同じものを編むと、かぎ針編みの方が地が厚くなります。
また伸縮性がないので、バッグやコースター、アクセサリーなど、形がかっちりとしていてしっかりと編み上げたい時に向いています。
かぎ針はお箸を持つように、鉛筆を持つように持ちます。かぎ針編みの編み図記号には国際標準規格があり、全世界共通で編み図さえあれば、編み方がわかるようになっています。
一方で、棒針編みは編み方が文章で説明してあるだけでなく、略語を使って書かれています。
かぎ針編みの略式記号は棒針編みの略字ほどわかりづらくはないですが、文章にするととてもややこしいです。
編み図について
編み物をするには必要不可欠!
編み方を説明する方法として、一般的に“編み図”が使われます。
日本編物検定協会によるとJIS(日本工業規格)により定められた編目記号を用いて編み方を説明したものを“編目記号図”としており、出版社や書籍によってこれを編み図、記号図、符号図などとよんでいます。
また、作図によって導きだされた輪郭線に編み地、目数、段数、幅、長さ、編み目の増減などの指示がある図のことを作図、製図、編み方図などとよんでいます。
日本ではこれらを合わせて編み方の説明がされているものが多いですが、呼び方が明確には統一されていないので、読み手としては間違わないようしないといけません。
記号の種類
かぎ針の基礎になる編み方
鎖編み目はマル印、どっちかというと楕円形でしょうか。
細編み(こまあみ)はバツ印、角度を変えてプラスのように書いてあるものもあります。表示されているサイズや向きは特に関係ないです。
よく使う編み方
長編み目はアルファベットのT(ティー)の縦線にシャッと斜線が入った、漢字の「下」のような記号。これもサイズや斜線の入り具合、形に関係なくそれらしいものはすべて長編みを表します。
長編みは1回かぎ針に糸をかけてから目に入れるので、シャッと1本線が入っているイメージでしょうか。これが長々編みは先述の長編みの斜線の下にもう一本同じ斜線が入り、Tに2本の斜線となります。
かぎ針に2回糸をかけるわけです。そうなるとさらに三巻き長編みまでありまして、同じ要領でTに3本の斜線が入ります。ややこしいですが、単にTの記号だけの中長編みは1回糸をかけますが、斜線は入りませんのでご注意を。
棒針編み
「棒針編み」は2本の棒針使って編む方法です。
かぎ針編み
「かぎ針編み」は1本のかぎ針を使って編む方法です。
まず毛糸を用意するとき初心者におすすめなのが、「ストレート形状」のもの。ふわふわして可愛いものがいっぱい売られていますが、毛糸がまっすぐなので、編みやすく、編み目も数えやすいです。
また濃い色は編地が見えにくいので、初めはパステル系がおすすめです。太さも色々ありますが、初心者は「並太」。
細すぎると見えにくいし編み進んだ成果が出にくく、太すぎても見えにくいです。
あと最近よく目にするのが、「ズパゲッティ」といわれるもの。毛糸ではないのですが、毛糸よりも縫い目が見やすく、糸がかなり太くて成果も出やすいのでおすすめですよ!