えごま油の原料は、えごまと言う小さな植物の種です。
このえごまは、シソ科の一年草で、青シソにとても良く似ているんですね。その、えごまの種子から採取したのがえごま油です。
えごまの種子は、五平餅のタレにも使用されているので、見たことがある人もいるのではないでしょうか。
ゴマと同じくらいの大きさですが、水滴形状のゴマとは違い、丸い形状をしているのが特徴です。
この記事では、えごま油の歴史と重要な成分である、オメガ3脂肪酸の効果などを紹介しています。
では、えごま油の世界をじっくりと覗いて見てください。
えごま油の魅力
えごま油の歴史
えごま油の歴史は古く、1万年前の遺跡からも、えごまを栽培していた形跡が発見されています。
平安時代には、灯り用の油として使用されていました。その後、番傘や提灯などの塗装用の油として使用され、江戸時代になって、広く民衆に食用の油として広まりました。
オメガ3脂肪酸とは
多価不飽和脂肪酸
えごま油には、オメガ3脂肪酸という、現代人には不足しがちな栄養分が多く含まれているため、近年、美意識が高い女性を中心に注目されています。
オメガ3脂肪酸は、体内の様々な機能にとって重要な多価不飽和脂肪酸に属しています。オメガ3脂肪酸については、様々な論文でその効果が検証されています。
オメガ3脂肪酸を摂取すると、心疾患が原因で死亡する可能性が低いとされています。また肝臓がんの発生リスクを抑えたり、結腸がんのリスクを下げたりすると言われています。
他にも、精神疾患との関連やアルツハイマー型痴ほう症との関連についても研究されています。
えごま油の効果
徹底検証
えごま油の効果は、多くのものがあります。ここでは、代表的なものを紹介したいと思います。
美肌効果
女性にとって嬉しいのは、「美肌効果」ではないでしょうか。「アンチエイジング」にも効果があるようで、5歳以上若返ったというような話も聞こえてきます。
生活習慣病予防
高齢の方には、「動脈硬化予防」や「糖尿病予防」「肝機能アップ」「高血圧の予防」「認知症、アルツハイマー病の予防」「がんの予防」などがあります。
「脳卒中の予防」や「心疾患の予防」にも効果があるため、成人病が心配な人には最適といえるでしょう。
ダイエット効果他
他にも、「ダイエット効果」や「うつ病の予防」「腸の活性化」などの効果もあります。「腸の活性化」は、便秘に悩む女性には嬉しい効果といえるでしょう。
えごま油でダイエット
脂肪の燃焼を促進
えごま油に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、胃や腸に達すると体温をあげる効果があります。体温が上昇すると、代謝が活発になり、脂肪を燃焼しやすくなり、ダイエットに効果があるということになるのです。
またえごま油を摂取することで、満腹ホルモンが分泌されやすくなり、食事の量が減ったり、間食が減ったりという効果が出てきます。
他にも、腸の活動を活性化させ、便秘を解消する効果もあります。こうした効果が、ダイエットに効果的と言われる理由です。
粗悪品に注意
海外産をつかまされないこと
そんなえごま油ですが、粗悪品も販売されているようなので注意が必要です。特に国産と言いながら、原料は海外の物を使用している場合などは注意が必要です。
えごま油を選ぶポイントは、「国産」「低温焙煎」「日光が入らない瓶を使用している」という点を意識して選ぶと良いでしょう。
ホームページで、歴史と実績がある販売元であるかどうかを調べるのも有効です。