2021年のクリスマスイブ、意味と由来は昔の暦の一日の始まりが夕刻だから | 桃色の雫
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2021年のクリスマスイブ、意味と由来は昔の暦の一日の始まりが夕刻だから

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クリスマスイブといえばほとんどの日本人が12月24日と答えるでしょう。

実は“イブ”の本当の意味は「前日」ではありません。

それは、「evening(夕方・晩)」と同系の語で、“祭日の前夜”つまり12月24日の夜を指すわけです。

この記事では、クリスマスイブの意味と由来、そして、夕食を食べるわけを紹介しています。

なるほど、と思って、今年のクリスマスを迎えましょう。

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クリスマス当日、前日、予想と異なる意味

夕方の意味が今とは全然違う

eveningの語源はevenで一日を昼と分かち合ったもう片方という意味になります。

ユダヤ暦を継承した教会暦を採用している教会によると、日没を日付の変わり目とするため、24日の日没から25日の日没までがクリスマス、ということになります。

現在は0:00から日付が変わるとなっていますが、昔は日没から新しい一日が始まるとされていました。

正確にはクリスマス当日の夜がクリスマスイブで、クリスマスとクリスマスイブは同じ日です。

私たちが思っている25日のクリスマスの夜はすでにクリスマスではなく普通の日だったのです。

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1日の始まりは日没から

クリスマスイブは短い・・・

0:00が一日の起点という考えは、暦や時刻といった概念がだいぶ高度化して生まれたもので、原始的な一日の区切りとして日の出と日の入りがあります。

キリスト教を生み出したユダヤの地で使われたユダヤ暦では、日没が日付の区切りと考えられていました。

日の出や日没を一日の区切りと考えることは、それほどおかしなものではなく、現にイスラム暦では今も日没が一日の区切りで、日没から一日が始まります。

日本でも「柳田国男は、古来日本人は一日の始まりは日没であったという考えを展開していた」とされるほか、「太陽暦ではエジプトにおいて既にそうであったように1日の始まりは日の出であったが、太陰暦や太陽太陰暦では日没が1日の始まりである」と記された資料があります。

ユダヤ暦も日没に一日が始まる暦でした。一日の始まりを日没に置く考えからすれば、現在の12月24日の夕方はクリスマス12月25日の始まりといえます。

キリスト教の教会ミサが12月24日の夕方から25日の午前中に集中するのは、日没を一日の始まりと考える暦を使っていたと考えられます。

クリスマスの予備知識

うんちくとしてみんなに自慢?

ちなみに12月25日はクリスマス。

クリスマスはイエス・キリストの誕生日ではなく、キリストの誕生を祝い日として制定された日です。

聖書にはキリストの誕生日がはっきりと記載されておらず、キリストがなくなった後の西暦325年、ローマで行われたキリスト教の会議で1月6日、3月28日、12月25日がキリストの誕生日の有力な候補日としてあげられました。

そして、ヨーロッパの人たちにとって太陽が復活する大切な日でもある冬至の日、つまり12月25日がクリスマスになったとも言われているそうです。

こうなると、お祭りの由来は色々と複雑だということがわかりますね。

歴史と伝統を大切に
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