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天神祭の概要、歴史と由来、2021年の開催時期と日程、見どころ

祭り、と聞いてワクワクする、と言うのは多分日本人の多くの人が感じるものだと思います。

では、なぜ、祭りが日本の生活に浸透してきたのでしょうか。

これは、日本の自然とともに、人と人の繋がりが生み出した部分も大きいと思います。

この記事では、大阪の天神祭の情報を紹介しています。

大阪の人にとっては、天神祭は日本一、と言われるほどの祭りはどう言ったものなのでしょう。

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天神祭とはどういう祭りか

人出もすごい、イベント

大阪の祭り、といえば、真っ先に名前の上がるのが天神祭ではないでしょうか。

京都の祇園祭と東京の神田祭とともに日本三大祭の一つに挙げられています。

また、大阪では生國魂神社の生玉夏祭、住吉大社の住吉祭と共に大阪三大夏祭りの一つ担っているそうです。

6月下旬吉日から7月25日の約1か月間に渡って様々な行事が行われる、とても壮大な祭りなんですね。

しかし、一番のイベントになっているのは、25日の本宮の夜です。大川と言う旧淀川に多くの船が行き交う船渡御が行われるとともに、奉納花火があがるのです。

天神祭の天神様は、誰でも知っている、大阪天満宮の菅原道真公です。

その道真公の御神霊に、大阪が栄えている様子を見ていただき、さらなる繁栄を祈願することが目的で、氏地を巡行すると言うのが天神祭の目的です。

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天神祭の歴史

祭りの由来

天神祭は、菅原道真の霊を鎮める祭りとして、平安時代から続いてきました。

故事としては、951年に、大阪天満宮のそばの大川から神鉾を流して、流れ着いた場所に祭場を設け、禊ぎを行った、と言うのが天神祭の起源といわれているのです。

また、その時に船を仕立てて迎えたのが船渡御の始まりともいわれているのです。

安土桃山時代になると、豊臣秀吉から催太鼓を拝領しました。

さらに、元禄時代になると、天神祭は浪速の繁栄のシンボルとして大いに隆盛を極めました。

戦争などで中断された時期もあったのですが、昭和24年に船渡御が復活したのです。

天神祭は、幾多の変遷を経て、存続の危機を乗り越え、困難を打開して伝統を守ってきた賜物なんです。

そう言うわけで、天神祭は今も、様々な人々の熱いエネルギーに支えられて発展していると言うことなのです。

天神祭を支える組織のことを講と言いますが、それが誕生したのは、享保年間です。お迎え人形が登場したのもこの時期です。

船渡御や陸渡御、さらに演奏されるお囃子や踊り、様々な祭事はそれぞれ細かく分担されて講が担当しているそうです。

このように庶民が支え、受け継いできたのが天神祭です。龍踊り、天神踊、花笠といった伝統も受け継がれてきました。

さらに近年は、女性たちによる華やかな天神祭女性御神輿と言う通称ギャルみこしと呼ばれているものも巡行されて、様々な新しい試みも積極的に取り入れています。

天神祭の開催時期

祭りのイベントの日程

大阪天神祭は、毎年7月24日が宵宮、翌25日が本宮が行われています。

とても多くの行事があり、それぞれの時間も決まっているようです。

宵宮の行事の流れ

7月24日が宵宮です。午前4時に一番太鼓がなります。そして、7時45分に宵宮祭が始まります。

8時30分に鉾流行列が参進、8時50分には鉾流神事が執り行われます。

11時に行宮祭、11時30分に山陰流儀式として包丁が奉納されます。そして、12時に天神講獅子舞が奉納されます。

16時になると、催太鼓氏地巡行が始まり、16時15分にどんどこ船が宮入し、鉾流神事奉還が始まります。

18時40に水上薪能が催され、19時に催太鼓が宮入します。19時30分には獅子舞が宮入します。

これで宵宮の行事は終了です。

本宮の行事の流れ

7月25日が本宮です。13時30分に本宮祭が始まります。

14時15分に神霊移御が行われ、15時30分、いよいよ陸渡御列が出発します。

17時30分には船渡御列が出発し、18時00から21時まで船渡御が執り行われます。

19時に船上祭が始まり、19時30分から20時50分まで奉納花火が打ち上げられます。

21時には催太鼓の宮入が始まり、22時に還御祭が執り行われます。

これで本宮が終了です。

なお、注目のギャルみこしは、宵宮の前日の7月23日の12:00に出発します。天神橋筋商店街を巡行することになっています。

天神祭の見どころ

見逃せない祭りのクライマックス

天神祭の見どころはやはり25日でしょう。

御神霊を御鳳輦と呼ばれる神輿に移すことを神霊移御と言います。その後、陸渡御が行われるのです。

この時、威勢の良い催太鼓を先頭に、御鳳輦、地車がお囃子とともに、王朝装束を着た約3,000人の人たちがが鉾流し橋まで行列するのです。

そして日が暮れると、水の都にふさわしい行事が始まります。大川を舞台に約10,000人以上が参加して船渡御が行われ、祭りのクライマックスがやってきます。船上では踊りや神楽、能楽が奉納されます。

死後に奉納花火が打ち上げられ、約100隻の大船団の篝火と花火の交錯した幻想的な光景が広がるわけです。

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